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Peter Luger ピーター・ルーガー・東京

ニューヨークーブルックリンの全米一のステーハウスと海外の高級店と提携する、ワンダーテーブルの提携によりピーター・ルーガー東京店が開店しました。コロナ禍で1年遅れの開店です。開業130年を誇るブルックリン本店の雰囲気を持つ、煉瓦造りのお洒落な1軒屋です。サッポロビールの恵比寿工場跡地の恵比寿ガーデンプレイス隣接です。物件はサッポロビール所有で、このあたり全体を北海道のサッポロビール園の雰囲気にするためレンガ造りです。130年前に建てたブルックリン本店の内装はドイツ系ユダヤ人が造ったビアホールのような簡素な作りですが、恵比寿店は本店よりおしゃれな内装です。ただ残念ながら、一階の入り口から受付に数段の段差があり、車椅子生活の私には向いていません。デザイナーは見た目の豪華さを追い段差をつけたのでしょう。この点。競合のW.D.I経営のウルフギャングステーキの六本木店のほうが勝っていますね。ピータールーガー本店の厨房は地下のクローズドキッチンですが、恵比寿はモートンズのようなオープンキッチンです。本店入り口のバーはカジュアルなスタンディングスタイルですが、恵比寿には入口に近い1階の広々とした、座席のあるバーです。

 当日は地下の広々とした客席に案内されました。客席は3層に分かれているそうで、個室も多く備え、パーティーにも適しています。

 開店して間もなく、予約が数か月前までいっぱいです。スタッフがやっととった予約は平日のランチで、それも開店早々の11時でした。

 席についてまず食前酒です。ステーキ屋というとシャンパンかスパークリングワインでスタートですが、本店ピーター・ルーガーと同じくビールでスタートです。本店は地ビールを出すのですが、ここにはなく、ブルックリンラガーでスタートです。ブルックリンラガー(日本ではキリンビールが製造)には生もあるのですが、大家がサッポロビールですから、生はサッポロの3種類です。2杯目から敬意を表して、札幌生にしました。

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