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クリスマスイブのミッション

昔から何故か、人にプレゼントするのが好きだった私は、
小学校5年生の時に、家族にクリスマスのプレゼントを用意しました。

お父さんには、山本周五郎の小説。しぶいっ!
お母さんには、ハンカチとテッシュケース
お兄ちゃんには、ノートとシャープペンシルか何か…?

それぞれのプレゼントをクリスマス柄の包装紙でラッピングして、
おリボン付けて、さらに、フェルトで自分で作った
白いおひげのサンタクロースのお人形をシールで貼付けて。

その頃は、フェルトでお野菜や動物を作るのに凝っていた時期でした。
今は、まったくそういうことは、しなくなりましたが…
子供の体操着の名前も、アイロンだけでペタッと貼れるタイプにしたり。

24日の夜、準備は整い、絶対にみんなに気付かれないように…!
そ~と置きに行かないとならない。
そもそも寝過ごしたりは、絶対に出来ない!
…と緊張感を持ってひとまず寝ました。

不思議なもので、そう思っていると、
目覚ましもなくちゃんと起きれるもので、
何時だったか忘れましたが、ちゃんと目を覚まし、懐中電灯を持って
そうっと置きに行きました。

お父さんとお母さんはとりあえず成功!
ほんとうは、バレていたのかも…?
そして、兄は…そぉーと枕元に置くまでは成功!
ほっとして、その場を離れようと懐中電灯を消そうとスイッチを押したら
“カッチ”と音がしてしまい…

「誰だ~~!!」と兄に怒鳴られ…
でも、寝ぼけたようで、また兄は寝てしまい…

怒鳴られながらも、なんとかクリスマスイブの私のミッションは、
無事に達成できました♪

何だか、今考えるとよくやるな~と言う感じですが、
昔の自分は、まぁまぁいい子だったんじゃないか…なんて思ったりして。

今年も、子供に気付かれずにプレゼントを置くという、
イブのミッションは達成しなければ!!








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