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キャリア選択の究極の二択の中で見えた第三の道。「スタートアップでは人生をフルベットすべき」は真か

2021年4月より株式会社ユーザベースINITIAL事業 執行役員 CPOに就任しました。

プレスリリースに記載している自分の略歴ですが

フォルシア株式会社に新卒入社、検索エンジン「Spook」の開発及び全社の技術戦略推進に従事。2018 年に株式会社ユーザベースに参画し、スタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」の開発及びプロダクトマネジメントを担当。2020年から新たな挑戦として、株式会社Boulder 執行役員 CPO(Chief Product Officer)を兼務し、INITIAL事業 執行役員との両立を図る新しい働き方を実現中。

となっており、記載の通りスタートアップである株式会社Boulderの執行役員CPOを兼任しています。

スタートアップのコアメンバーは人生をフルベットして事業に取り組むべきである

そんな定説が世の中にあると思いますが、なぜそうではなく兼任という選択を選んだのか、今回はその理由について書いていこうと思います。

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もともとユーザベースで働いている時にBoulderを友人として手伝っていましたが、そうしているうちに
- エンプロイーサクセスを実現し、従業員にとって最高な企業達を創り出すというビジョンへの共感
- 絶対に世の中に必要なサービスで、自分がジョインすることでその実現の確度を高められるという自信と使命感
を感じ、一緒にやっていきたいと思うようになりました。

ただ一方で、INITIALも

のように、自身のミッションと重なる事業を行い、まだまだやりたいこともたくさんある状況でした。

どちらもやりたいことで、どちらを選んでもきっと正解なのだから決断をしなければ、、と思っていた中で頭によぎったのは自分が大切にしたい言葉や考え方をまとめてあるメモの

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という言葉です。
シード期スタートアップのCxOとして入るからには可処分時間の全てを捧げる覚悟が必要だし、すでに多くのユーザーを抱え、複雑度の高いサービスのプロダクトマネジメントも非常に難易度が高く今だってまだまだやりきれていない。

常識的に考えてどちらかに集中すべきだが、だからこそ違う選択が取れないのかということを考えた結果、見えてきたのが兼務するということには明確なシナジーがあるということです。

- INITIALはスタートアップ情報プラットフォームであり、自身がスタートアップ当事者になることで解決すべき課題の解像度が圧倒的にあがる
- ユーザベースは日本を代表するB2B SaaS事業を運営する会社であり、そこでの経験は事業ドメインは違えど同じSaaSを作っていく中で間違いなく役に立つ

これにより、Boulderだけに集中するよりも結果的にBoulderで高い価値を発揮できる、逆もまた然りであるという確信ができ、双方に両立という提案をさせてもらいました。

ユーザベースはもちろん、スタートアップであるBoulderが提案を受け入れてくれたことは本当にありがたく、まさにエンプロイーサクセスを実感した瞬間でした。

その後Boulderは
- β版のリリース
- 資金調達
- 業界初のコミュニケーションツールのテキストデータの解析のみでワーク・エンゲイジメントを予測することに成功
など成長を遂げ、
ユーザベースでも成果と信頼を積み重ね、あくまで一つのロールではありますが執行役員という責任ある立場を任せてもらうこととなりました。

この選択が本当に正しかったのかということの証明はまだ少し先ですが、何より自分のワガママと挑戦を受け入れてくれる環境と仲間に感謝して、きちんと成果で返していきたいと思います。


今後も引き続き
- 実際どのような働き方をしているのか、どんなことに困ったのか
- 二つの事業でSaaSのプロダクトマネジメントをしていく中での学び
など発信していくのでご期待ください!

また、Boulderではこのような自分なりのキャリアデザイン、エンプロイーサクセスを実現した働き方をしたい方を募集しています。
特に
- UI/UXデザイナー
- カスタマーサクセス責任者候補
を担っていただける方を積極採用中で、もし興味を持っていただけたらお気軽にご連絡ください!( https://twitter.com/fnwiya )。


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