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シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート

に行ってきました。

「シンコペーション(syncopation、切分法)とは、西洋音楽において、拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う」

企画としてはポーラ美術館にあるコレクションと現代アートを組み合わせることで作品の新たな見方を提示するというものでした。

感じたこと

言わずとしれたモネの「睡蓮」。しかしセレスト・ブルシエ=ムジュノの「クリナメン v.7」の不規則ながらも心地よい音と動きを見た後に再度鑑賞すると「水」に対する意識が強まっているのを感じました。

他にもダリと鏡に写った虚像を利用した展示の組み合わせなどがありました。

もちろんそれぞれが単体として素晴らしい作品ですが、歴史的にも評価されてきたものを現代アートのインスタレーションという形式を通じてより入り込んで鑑賞することができたのは「企画」のすばらしさだなと感じました。

複数の作品を組み合わせることで視覚表現と音、鑑賞と体験など単体では成立しない表現となり、まさにシンコペーションを体感できました。

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