リュウ

感じたあれこれを吐き出す場所 美大生/進撃の巨人

リュウ

感じたあれこれを吐き出す場所 美大生/進撃の巨人

最近の記事

それでも

父親から暴力を振るわれ、サッカーのコーチから暴言を浴びせられ、学校の先生から指導という名の元に自分の感情を否定された 常に自分の感情を押し殺して求められる姿を演じ続けた そんな自分の本音をぶつけられるのは喧嘩だけだった 主に小学生の頃だし小柄だったからそんなに物騒でもないのだけれど、褒められたものじゃない とにかくしょっちゅう友達と喧嘩していたし、ちょっと荒れ気味の小学校だったので普通のことだった しかし、中学校にあがって喧嘩したら周りが慌て出した。 クラスメイトも先

    • その言葉は誰のもの?

      この感情は誰のもの? 怒ってたのは私じゃなかった 欲しがっていたのは私じゃなかった 失望しているのは私じゃなかった 初めは何もいなかった 自分だけが生きていた 人はみんな繋がっているって聞いたけど、全く意味が分からなかった 今ならわかる気がする、ほんの少しだけ あの人は何に怯えているのだろう 暴力、孤独、劣等感、、、 あの人もこの人も、何かを恐れて生きている みんな誰かになることで、恐怖と戦っている その言葉は誰のもの? あなたが発するその言葉、誰からもらったの

      • 弱い自分と強くありたい自分

        バイト先で、好きな女の子ができた。 見た目がタイプだったし、2人で話しているときに、この子なら素の自分を出せると感じたからだ。 なんとなくその子の中に闇を感じ、社不な自分を受け止めてくれそうと思ったのが、素の自分を出せると感じた理由かもしれない。 幸い、向こうから絡んできてくれたのですぐに仲良くなった。 でも、自分は彼女ができたことがなければ、女の子と2人きりで出かけたこともないし、なんなら女友達と呼べるような人もいない。 しかも、自分はメンタルがぼろぼろで、誰かを好き

        • 思い通りにならないことに怒るのはやめよう

          人生思い通りになることは何ひとつない。 そこにいちいちキレたり不機嫌になるのはやめよう。 あなたが期待したものは、そこにはない。 私にはみんな持ってるあれがないとか、それさえ手に入れば何かが変わるとか思うのはやめよう。 本当に欲しいものを、あなたはすでに持っているはずだ。 大切なのは、それを感じ取る力。 もしあなたが自分の自信のなさや、昔の記憶に囚われて現状に満足できないのなら、忘れないでいて欲しい。 外に追い求めるべきものは、何もないと。 どうしても諦められない

          コンプレックスを克服しても、幸せにはならない

          就職するのはもう諦めた。 大学卒業したら、そのまま院に進学してドクターまでいこうと思う。 俺は中学生の頃からずっと社会人になるのが怖かった。 毎日怒られて、使えないと言われて、無能なやつとして日々を過ごすことになると確信してたから。 だから良い大学を出て、少しでも就職しやすいステータスになりたかった。でも、俺は学校教育が致命的に合わなかった。元々頭は結構良かったし、成績も別に悪くはなかったけど、他人に何かをやらされるのが本当に嫌だったから授業外でほとんど勉強しなかった。だ

          コンプレックスを克服しても、幸せにはならない

          「人は残酷なのが見たいんだよ」 グロス曹長の台詞から考える、諫山創の読者への攻撃 【進撃の巨人】

           進撃の巨人展finalの会場で公開されたインタビュー映像で諫山創はこう語った。 この言葉を初めて聞いたとき、僕は「ああ、なるほど。」と思った。 努力、友情、勝利といった少年漫画へのアンチテーゼ、主要キャラが死にまくる展開、仲間の裏切り… 進撃の巨人といえば読者の予想を裏切り、大きな衝撃を与える漫画だったからだ。  そんな程度の認識で納得していた中、グロス曹長のシーンを見返していたときにふと思ったことがある。 実は、諫山創のサディズムはもっと深いものなのではないか。 僕

          「人は残酷なのが見たいんだよ」 グロス曹長の台詞から考える、諫山創の読者への攻撃 【進撃の巨人】

          【詩】 春が去る

          いつもと違う雨の匂い 重い体を 明日に引っ張られて今日を生きる 春は僕に何をもたらしたのだろう 大嫌いなはずの夏が、待ち遠しい 春が、去ってゆく 僕は信じる 実りの秋を迎えられることを 寒い冬を越す家が作れることを 僕は行く 虹のその先へ あの景色を目指して 僕は生きる 過去を無意味にしないために アイツを笑顔にするために 信じた景色が 蜃気楼だとしても 次の冬は、温もりを感じられるように

          【詩】 春が去る