アートボード_8-100

#平成最後のフォント「ノ」

アトリエマッシュという屋号でフリーランスのグラフィックデザイナーをしているもっさりです。新元号になったらシュッとしてシャレオツでシースーな名前に変えちゃおうかしら。
そうそう、平成最後のフォント企画に参加いたしました。担当文字はカタカナの「ノ」。
正直担当文字が決まった時、ふえ〜しゅっと引いたら終わりやないの〜なんて思っちゃった。すんません。

この「ノ」という文字をデザインするにあたって、全知全能の神から運命に導かれたのではと気合いを入れてやってみますよ。

私にとって「平成」ってこんな感じだった(もう過去形)
平成元年に6歳だった私には平成といったらもう人生の殆どと言っていい時間なわけですが、平成から新屋号に移り変ろうとしているこの今、多分人生の中で一番楽しく過ごしているのではないかと思う。
逆に言うと自尊心がマイナスからスタートした平成だった。自分が「できる」って思い込んだらまたたく間にその鼻をへし折られるような環境にずいぶんと長い長い間晒されていたように思う。

「新元号」はどうやって過ごしたい?
てなもんでずっと「自分なんか」って過ごしていたけれど少しづつ家族や周りのみんなのお陰で自分消えてって発作的になることが少なくなったように思う。いつもありがとね!
逆にネガティブな性格のお陰で自分が成長できたこともあってこの性格と今後も上手に付き合って行ければなあと思います。

そういえば最近フリーランスのオンラインもくもくをさせて貰ってます。
この前「フリーランスの料金を見直そう会」ってのがあって圧倒的に私の請け負う仕事の料金が安すぎて「もっさりさーん値段あげてー!!!」って言われちゃった。きっと自分に自信がないから料金も上げられないんだろうなあ。私にとって平成ってこういう時代。

てなわけで長くて暗いイントロでごめんね。
「平成最後のフォント」のマイテーマは
「光の方にそっとにじり寄る『ノ』」
としようと思います。

平成の時代もとてもよかったけれど新元号はもっといっぱい褒められる所ににじり寄って過ごしていきたいな。そういう所を求めてもいいかな。

ラフですー!

フォントを考える時本来ならこんなにデコラティブじゃダメだと思うけど、今回は視認性よりも自分らしい表現ができるようにアイデアの出し方としてはとにかく思いつくことは全部出しきってから考えようと思いました。
その中での選別はこんな感じです。

しぇ〜!色々考えたのに3つめのやつになっちゃった。
色々考えたけど考えすぎるほどにテーマから遠いアイデアになってしまった。

テスト作成です。

実は1回ブラッシュアップしてます。
ちゃんと読めるかな、色々と悩んでTwitterで見てもらった。

悩んでる祭りだよ!
読めない…て意見なかったので私的にOKとしてブラッシュアップ

それからえーい勢い!てな感じで

☆完成☆
としました。というか完成って言っておかないとまた永遠にクヨクヨ悩んじゃうわ。
手をリアルにしたのはちょっと不気味さというか、怪しげな感じを出せたらなと思ったので。足をひっかけてにじり…てしたかった。

終わりに

あこがれのフロップデザインさんの平成最後のフォントとという素晴らしい企画に参加できたおかげで、何となく過ごして越えてしまっていただろう平成の終わりという節目にとても感慨深い思い出を作れたかなと思います。自分の事を考えてしまうとダークサイドに落ちがちで考えないようにしていたのですがひっそりと自分を見つめ直し、どう生きたか、どう生きたいかと思う直すきっかけになってよかった。
みなさん、読んでくれてありがとう、これからもよろしくね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?