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もぐらの誕生日のひみつ

今日2月2日は、アメリカでは「グラウンドホッグ・デー」と呼ばれる地面からもぐら(本当は別名ウッドチャックと呼ばれるでかいリスですが、もぐらの方が似合うので勝手にもぐら扱い)がそろそろ春かなと顔を出す日らしい。出てきて後ろを振り返って自分の影を見たらその年は後6週間冬が続き、影を見ずにその場にとどまっていたら春は近いそうです。何でやねん。。ちなみに今年はもちろん影が見えて冬続行。。。

この習慣はヨーロッパ各地にもあるそうで、日本も2月3日が節分だし、この辺りが冬と春の境目なのですね〜。と言ってもこういうのって元は旧暦だったんじゃないかな・・・?

そして春節!アメリカではLunar New Yearとして知られています。あけましておめでとう〜🥳

それでもって私の誕生日です。ジャジャーン(これが本題)

どうでもいいけど、自分ではもぐらの日が誕生日って気に入ってます。なんか生まれてきた感があるっていうか、もうすぐ春かなと思って出てきましたよって感じで。

毎年「良い一年になりますように」というお祝いメッセージをもらうけど、今まで「あー、がんばった。今年は去年よりもずっといい一年だった」て思えたことあったかな?とふと思いました。まあ一年で区切って考える必要ないのだけど。

来年の今頃は全く忘れている可能性大ですが🤔、今年は生まれた日を初めにちょっと自分がひみつにしていたことをオープンにしていくことから始めようかなと思いました。ひみつと言っても別に不倫とか犯罪とかそういうことじゃないです。いや、そうであってもいいのだけどそういうのは残念ながらありません。

ひみつというのはこれまで黙って胸に秘めてきたことです。例えば家族や身近な人に実はこういうときこういうことがいやだった、ずっとこうしたかったと伝えたり、今までこの程度でいいと思っていたことをもうちょっとこだわってみたり、ずっと棚上げにしていたことをおろしてきたり。

ここでは一般向けに思うことを書いてみます。
私はダンス作品とショートストーリーを作ってみたいとずっと思いつつ、怠け者で、どうしていいのか勘も戻らず、家族の世話などを言い訳にしながら手をつけていませんでした。でも今はとりあえずこれをちょっとでもやらないと人生の歯車が(不吉な言葉?)回らない!という気がしています。やるぞー!と愛犬に今日は何度も伝えました(まだ小心者)。

それから車の運転の練習(笑)
いつかはニューヨークを出て違う土地に暮らしてみたいと思っていますが、実は車の運転ができない(笑)
免許は持っているのですが、前に進むことはできても後ろに進むことができない(イノシシ年)。よってパーキングっつーのができないんですよね。。
ニューヨークで何度か路駐ができなくて知らない人にやってもらったこともあります。ちょっと事故ったことも1度あり(やはりバックの時)ビビって練習できない。でもこれを何とか克服しなければ😅

他にも色々ありますが、あと一つだけちょっとシリアスなひみつを・・・

それは私がずーっとニューヨークの地下鉄に怖くて乗れなかったということです。それまで10年以上ずっと何事もなく乗ってきたのに、突然パニックアタックを発症して全く乗れなくなってしまったのです。経験したことのない人にはわかりにくいと思いますが、本当に怖くて乗れないのですよ〜。はっきり言ってニューヨークは地下鉄に乗れないと日常生活を送るのがとても難しいです。なのでずっと自転車で行動していました。

実はそれ以前にもパニックアタックとは関係なしに、ある程度自転車で移動していました。なぜかというとうちは駅から遠く、スケジュールが無茶苦茶なバスに乗ってまた地下鉄に乗り換えてというのが面倒だから。最初は駅まで自転車で行っていました。そのうち駅を通り越してそのまま目的地にまで行くように。子どもが生まれてからも自転車と地下鉄で闊歩していました。自転車って自分の行きたい時に行きたいルートで行けるからいいです。それまでは地下鉄のせいで約束に遅れたりしていたのに、自転車になってからは全てオンタイムでストレス・フリーでした😁 夜に夜景を見ながら自転車とかもいいし、歌を歌いながら帰途につきました。子どもが後ろにいるときは二人とも別々の歌を歌ってたりしました。

でもパニックアタックを地下鉄で発症してからは1駅でも地下鉄に乗っているのが本当につらい。特にNYでは車両によって他の車両に移れない電車があって非常にいやでした。不思議なことに地下に潜らない電車には乗れました。バスにも。ニューヨークの地下鉄以外は乗れました。変ですよね。でも乗れないのは乗れないのです。気合いで乗る、とかも無理。経験者にはよくわかると思います。同じ意味でエレベーターもダメでしたが、これは比較的早く大丈夫になりました。

今ここでこう話せるようになったのは、やっぱり何年も何年も経って、やっと地下鉄に乗れるようになったからです。息子がマンハッタンの遠い学校に通うことになって、一緒に地下鉄に乗る練習をしたりして、その辺りから普通に乗れるようになったのでした。というか、乗れるようになっていた。おめでとう、自分!

私のニューヨークの地下鉄の採点は超辛口なので、はっきり言ってこんなサービスに金を払いたくないってメトロカードをチャージするたびにむっとするのですが(笑)、自転車が大変な時などは地下鉄にも乗れるのでこれは素直にうれしい。一応言っとくわ、ありがとう、MTA(もっとがんばれよ)!

ということで、もう半世紀生きてるのに土から顔を出しているもぐらのように毎日発見や学びがたくさんあります。みなさん、これからも助けてくださいね。

これから一年よろしくお願いします。

2022年2月2日
2と4がお気に入りナンバーなのでご機嫌


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