欧州での各国のテロ発生状況

日本の公安調査庁が2015年6月以降のテロの状況をまとめている。この調査によると、欧州で最もテロが発生しているのはフランスの8件。
(参考はこちら

フランス(8件)
2016/7/26 ノルマンディー:刃物を持った男2人が教会に押し入り。死亡1人、負傷1人。
2016/7/14 ニース:トラックがフランス革命記念日の花火見物の群衆に突入。死亡84人、負傷202人。
2016/6/13 パリ西部:男が警察幹部と同居の警察女性職員を殺害。
2016/1/11 マルセイユ:トルコ出身の高校生が男性教師を刃物で襲撃し軽傷を負わせる。
2016/1/7 パリ北部:同署の入口にいた警察官を襲撃。犯人者は警察官に射殺。
2015/11/13 パリ:レストラン、劇場、競技場での同時多発テロ。死亡130人、負傷約350人。
2015/7/15 テロ計画のイスラム過激派とされる4人を拘束。
2015/6/26 リヨン郊外:ガス工場に男が車で乗り付け爆発。実行犯勤務の運送会社社長が遺体で発見。

次がイギリスとドイツである。

イギリス(4件)
2017/6/3 ロンドン:観光名所「ロンドン橋」で3人の犯人が車で歩行者を次々とはね、その後、飲食店にいた人をナイフで襲撃。8人が死亡、50名近くが負傷
2017/5/22 マンチェスター:マンチェスターでアリアナ・グランデのコンサートツアーの観客を狙った爆弾テロが発生。22名が死亡
2017/3/22 ロンドン:観光名所ウェストミンスター橋でテロ犯が車を暴走させ人ごみに突入。その後、逃亡し警察官を刺殺。被害者5名
2015/12/5 ロンドン:地下鉄駅で男がナイフを振り回し負傷2人。

ドイツ(4件)
2017/07/28 ハンブルグ:スーパーマーケットで男が刃物で買い物客などを無差別で襲撃。1名死亡。ISの関与は薄いもよう。
2016/12/19 ベルリン中心部:クリスマスマーケットに大型トラックが突入。死亡12人、負傷48人。
2016/7/24 バイエルン州アンスバッハ:野外音楽祭でシリア人難民とされる男が自爆。15人が負傷。
2016/7/18 ビュルツブルク:走行中列車で,難民申請中のアフガニスタン人とされる男が刃物で乗客を襲撃。負傷5人。

その次がベルギー、スウェーデン、デンマーク、オランダと続く。

ベルギー(3件)
2017/4/7 ストックホルム:中央駅近くの繁華街でテロ容疑者の運転するトラックがデパートに突入。多くの歩行者が巻き込まれ、4名死亡
2016/2/17 ストックホルム:トルコ文化関連施設で爆発が発生。負傷者数は不明(少数?)。

スウェーデン(2件)
2017/4/7 
ストックホルム:中央駅近くの繁華街でテロ容疑者の運転するトラックがデパートに突入。多くの歩行者が巻き込まれ、4名死亡
2016/2/17
 ストックホルム:トルコ文化関連施設で爆発が発生。負傷者数は不明(少数?)。

デンマーク(1件)
2016/8/31 
コペンハーゲン:麻薬捜査中の警察官を男が銃撃。警察官2人と市民1人負傷。

オランダ(1件)
2015/8/21
 アムステルダム発パリ行きの高速列車がベルギー国内を走行中に発砲。負傷3人。

それに加えて今回8月17日のスペインのバルセロナ市、8月19日のフィンランドのトゥルク市の刃物による無差別テロである。

スペイン(1件)
2017/8/17
 バルセロナのランブランス通りでミニバンが暴走。13名が死亡、100名以上が負傷。

フィンランド(1件)
20178/19
 トゥルク市にて刃物による無差別テロが発生。 2名が死亡、十数名が負傷。

世界のテロ脅威マップは以下。

欧州だけで見ると以下。


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