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【Vol.5】投資の神様からの問い

一般社団法人FLSG

皆さんこんにちは、FLSGの菅原です。

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏。

氏は毎年自社の株主に対して「手紙」を出すことで有名ですが、
今日は“1998年2月27日”に送られた手紙をご紹介します。

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“ちょっとしたクイズです。
皆さんは生涯を通してハンバーガーを食べたいと考えましたが、ご自身では家畜を育てていません。
この場合、牛肉の価格は上がって欲しいと思いますか？下がって欲しいと思いますか？

同じ様に車を買おうと思うことがあっても、
自動車メーカーに勤めていない場合は価格は上がって欲しいと思いますか？
それとも下がって欲しいと思いますか？

もちろん答えは自明です。

最後の質問です。
皆さんがこの先25年間にわたって蓄えを増やしていくとします。
あなたはその間、株式市場は値上がりして欲しいと思うでしょうか？
それとも値下がりして欲しいと思うでしょうか？

多くの人がこの答えを間違えます。

今後長い間株式を買い越すにもかかわらず、
株価が上がれば喜び、株価が下がれば不安になり悲しむのです。
つまり、これから買うことになる「ハンバーガー」の価格が上がったといって有頂天になっている訳です。

こうした態度は馬鹿げています。

株価が上がるのを見て喜ぶのは、目先に株を売る人だけです。
これから株を買おうとしている人は、株価が下がる方が有難いはずです。

「市場は下落し、投資家に損失発生」
という見出しを目にすれば、真の長期投資家であれば笑みがこぼれてくるでしょう。
皆さんは心の中でこの様に言い直しているはずです。

「市場は下落し、投資をやめる人々には損失発生---しかし、これから投資する人々にとっては利益に」”


--引用終わり--

昨年2022年の株式・債券相場は、1872年以来の歴史の中で3番目に悪い年でした。
つまりハンバーガーは、バーゲンセールでした。

この“極めて稀な相場”に一喜一憂することは資産運用を続けていく中で無意味で、むしろ「それだけ貴重な投資のチャンスの年だった」と考えられるのではないでしょうか。

為替においても、150円/ドルと急激な円安となり、
多くの方はつみたて投資を始めた数年前よりも毎月の負担額が増えましたが、10年後はもっともっと円安になっている可能性が少しでもあるのであれば、つみたて投資を継続するべき理由になると私は思います。

私の担当するFLSGチャンネルでは、これらの不安を吐露する会にもなっています。「不安なのは自分だけではない」と言うことを知るだけでも違うと思いますので、新年度のスタートに向けて気軽にご参加いただければ幸いです。

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