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聴いて、書いて、語って、読んだ日の日記


夜中2度ほど目が覚める。
いつものように吉本隆明 著『言語にとって美とは何か』(合本版)の続きを読む。

第Ⅱ部 近代表出史論。明治の様々な作家たちが、書くための言葉や文体を作っていた時期についての評論だが、日本語として読めはするものの、「つまりどういうことか」という意味がわからない部分が多い。一読でわからなくて、もう一回読みなおしてもわからない。このまま読むか、挫折するか、迷う難しさだ。

この「難しさ」は、文学的背景がない(取り上げられている文学作品を、ほとんど読んだことがない)ことも大いに関係しているし、評論を読みなれていないこともあるだろう。だが、そもそも吉本氏のいう「指示表出」、「自己表出」について、今ひとつしっくりと理解できていないことと、そもそもその章で何をやろうとしているのかがよくわかっていないことが、わかってきた。ちょっと後戻りして、大事そうな部分を読み直してから、もう少し先に進もう。

いつの間にか寝ていて、目が覚めると6:46。
少しうだうだして、起きる。トイレに行く。お湯を沸かす。
風が通るように自室の窓とドア、ベランダの窓を開ける。すでに、太陽は結構な高さにのぼっている。自室からだと、見下ろす位置にある屋根瓦や車のフロントガラスが、太陽の光をぴかーんと反射して眩しい。

マグカップにお湯を入れて部屋に戻り、PCの電源を入れる。
いつものルーティーン。

このところ、デイリーオラクルは、かなり鋭いカードが出ることが多くなってきた。「予言の自己成就」みたいなものだが、毎日やっているとそれなりの傾向を持って出てくるので、おもしろい。遊び心がくすぐられる。

今日は「ペンタクルの6」と「ペンタクルのクイーン」。

先週の土曜もペンタクル2枚だったな。
「結果を分かち合う日。家のことをちゃんをやろう」とメモする。ペンタクル―のクイーンは、もっとも実質的なことを大事にせよ、という意味だ。

さらに、Trelloで週に一度のレトロスペクティブ。
週の予定は、自粛期間というのもあって、あまり入れないないようにしている。あとは、何かをするとき、無意識にドライブされるのではなく、「自分で行動を選択したのだという自覚」があればいいことにする。

続けて今日やることを確認。やることを文字として確認するのではなく、「それをやっている自分の映像」をイメージする。その方が実現性が高い。

ノートを開いてモーニングページを書く。デジタルのnoteだけでなく、手書きのノートもかれこれ3か月以上、順調に続いている。これが続いているのは、ぺんてるのプラマンのおかげだ。

カリカリと書き心地がよくて、書くことがストレスにならない。細太ミックスの線も、下手な字をカバーしてくれる。自分の書く字が下手だというのはものすごくストレスだから、このペンの存在は大きい。

そろそろお腹もすいてきたが、先に掃除を終えてしまおう。
EAT THAT FROG!一番抵抗を感じることを一番先に終える。
キッチンから始めて、リビングの床、自分の部屋と階段にダーッと掃除機をかける。クイックルワイパーのウェットでさらに拭く。

汗をかいたのでシャワーを浴びる。
ユニクロのTシャツと、ウルトラストレッチパンツを着る。ユニクロはもはや、ユニフォームだ。
アベンヌのミストウォーターを顔にかけてなじませ、ジェルを塗る。

再度、お湯を沸かしている間に、観葉植物に水をあげる。
10個の鉢のうち、モンステラが3鉢。次々と新葉を出すので、ジャングルみたいになりつつある。

子供たちにすごい邪魔、と不評だし、切り戻ししたいのだが、なかなか腰があがらない。

先月植え替えをした小さいウンベラータは、なかなか新しい葉が出ず心配。それ以外は順調に、めきめきと新しい葉が増えている。
時おり吹き抜ける風に、葉が揺れている。

マグカップにローズヒップティーを入れ、PCに向かう。
午後のインタビューセッションの準備。試験的な試みだからどうなるだろうか。あれこれ詰め込み過ぎると疲れちゃうと思うので、大まかな流れだけ決めて、あとは何が起こるかを観察しよう。

10:45。さすがにお腹が空いたので、キッチンへ。
先週作れなかったハヤシライスを作ろうと冷蔵庫を見ると、使いかけでラップをした野菜や、傷む寸前のもの、こりゃあもうアウトだろ、なものがいろいろ入っている。

古い野菜をとりあえず全部出して、傷んだものはごっそり捨てて(ごめんなさい)、使えるところを刻んでいく。切っておけばすぐ何かに使えるでしょう。

パクチー、みょうが、長ねぎ、玉ねぎ、サニーレタス、ピーマン、にんじんをひたすら切って、それぞれどんどん保存ケースに入れていく。

にんじんは、家族に大評判のやそりえさんレシピのキャロットラペを。今日は3本丸々使って、ツナ入りと、ノーマルの2パターンを作った。あとは、昨日の投稿からピーマンのつくだ煮も、マネして作ってみた。乾燥じゃこも入れたら、めっちゃおいしかった。


その後、ハヤシライスと、サラダで、お昼ご飯を済ませるともう12:45。
昼寝をしたいところだけど、今日は起きておこう。ということで、ねみ~と思いながら、ここまでの日記を打ち込む。

14:00から、インタビューセッション。有さんに、新しく開発しているメニューのモニターをお願いした。話す、聴く、読む、書く、が重層的になっている構造なのだが、やっぱり、頭で想定しているのと、実際にやってみるのとでは、違う。

聴くに徹しきれなくて、結果、自分の前提や思い込みが前面に出てきてしまった。むむむ。でも、逆に、前提が出会ったり、ぶつかったりすることが、発見につながるのかもしれないな。

最後、「書く」についての対話ができてよかった。こういう対話の場はあまりないことも気づいた。ちゃんと振り返りをしながら、丁寧につくっていこう。今日のように、記録があると、ふりかえりがしやすいし、こういうのって、時間が経ってからじわじわ来るものもある。

何かに「。」をつけることは、その分スペースが空いて、次の何かがやってくることだ。そういうことを改めて思う時間だった。
有さん、ご協力ありがとうございました!


2時間半、ぐーっと集中したので、散歩がてらバイクの税金を払いにコンビニへ。特に買うものがないのに、ついついあれこれ買ってしまうクセったら。

家に戻り、ちょっと早いけど缶ビールを開けて、読みかけの本の続きを読む。

部屋を吹き抜ける風を気持ちいいな~と思いながら、残っていた数十ページを読み終えた。

先週、三浦つとむ氏の『日本語はどういう言語か』を読んでいる途中で、「う、これはもう少し入門から理解したほうがいい」と、急遽こちらの本を手にとった。もともと言語学の本はあれこれ買い求めていたものの、今まで読んでいなかったから、よい機会だった。

『はじめての言語学』は、著者が教えている大学の学部生向けに書いたそうだ。おかげで非常にわかりやすい。言語学の入口から中をのぞいているだけ、とは書いてあるが、それでも輪郭が見えてくる。さらに、ユーモアにあふれたリズミカルな文章で、飽きないように読み手を導いてくれている。

それにしても、言語学とか音声学とか、おそらく大学のときに学んでいるはずなんだけどな。まったく覚えてないのが、とっても残念。

ここまでの日記を書いて、この後、映画『インサイド・ヘッド』の続きを観ようとしたら、primeビデオのレンタル期限が過ぎてしまっていた。やっちゃった。もう一回お金払うのはなんか悔しいから、先日読んだ『悪童日記』の映画を見ることにする。

あの残酷な物語が、どう映像化されているのか。

キャロットラペが、いい味になっている頃合いだから、それをいただきながら♡

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