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優しさって優しくない

今日はある人から頂いたお題
「優しさって優しくない」
について書いてみます。

私の祖母はとても楽しくて面白くて
頭が良くて、綺麗好きで、歌も上手くて
周りの人にも好かれる人でした。


スッキリした性格の祖母は
誰にも媚びない人で

歯に衣を着せない物言いは
切れ味が鋭くてユーモアに溢れていました。

私は祖母のことが大好きでした。
(もちろん今も大好きです♡)

祖母の夫(祖父)は早くに亡くなり
子供たちもみんな仕事や結婚で
他県に出ていったので


祖母は岡山県の山奥の村で
長い間、一人暮らしをしていました。

いつも人気者の祖母でしたが
村の過疎化が進み、人が少なくなり
祖母自身も歳をとってくると
やはり寂しそうで心細そうでした。

祖母には息子が1人いて
その息子はお正月やお盆に祖母に会うと
決まっていつも
「そのうち一緒に暮らそうね」
と優しく言いました。

祖母は息子の優しい言葉を信じていて
「いつか息子と一緒に住むから」
と、いつも言っていました。

そして、心のどこかで
老後のことは
息子をあてにしていました。

ところが!

この息子(私から見たら叔父ですね)は
一向に祖母と一緒に暮らす気配はなく


仕事が忙しいとか何とか言って
いつものらりくらりして…

結局のところ
祖母が痴呆になるまで放っておき

祖母の面倒の全てを
姉に丸投げしてしまいました…

それでも祖母は
「いつか息子と一緒に暮らすから」
とぼんやりと夢見ていて…

なんとも言えない気分…

「いつか一緒に暮らそうね」
という息子の言葉は
優しさからだったのかもしれません。

息子には息子の事情が
あったのかもしれません。

息子の優しい言葉で
祖母はちょっと幸せだったことも
あったのかもしれません。

でもさ
私はやっぱり


そういう優しさって

「本当には優しくない!」
と思います。

もし息子が
「やっぱり一緒に暮らせない」
「老後のことは自分で考えて欲しい」
と、正直にハッキリと
祖母に言ってあげていたら

祖母は悲しい気持ちにはなるけど
自分の事をもっとちゃんと考えたと思う。

頭が良くて素晴らしい人だからこそ
きっとそうしたと思う。

自分にしっかりと向き合っていたら
祖母は痴呆になる前に
祖母自身の幸せな老後の在り方を
もっと色々と自分で考えることが
出来たのではないかと思う。

可能性や新たな選択肢を
祖母自身が納得して選んだり

自分の現実とも
自分の心とも
もっと向き合えたのかもしれない。

優しさって
優しくない

ただの甘いだけの言葉なら
それは本当には
相手の為にはならない。

私は
そんな風に
思うんだ。

今日の佐川奈津子さんのYouTube動画で
同じようなことが話されていました。
(シンクロニシティ〜♡)

自分は良く思われないかもしれないけれど
敢えて、厳しいマイナスを見せることで
相手の気付きを促すこと。

それって、貢献♡
なんだと思う(^-^)

甘いだけの優しさよりも
厳しくても本物の愛を見せること。

私はそういうのが
すごく好みです♡

女が先に開けば男は勝手に立つ♡女性性を花開き、本音で生きると、男性からも世界からも勝手に愛されて40代の今が1番モテる♡世界中の好きな場所に旅できる♡ごろごろしててもお金がザクザク入る♡子供が可愛い♡魔法使いでマーメイドです