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赤瀬川原平 超芸術トマソン

アバンギャルドな前衛芸術家だった氏が1980年半ばに世界で初めて うちたてた?発見した?主に街の不動産に関する 超芸術 名付けてトマソン。

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トマソン第1号の写真は (純階段) ꉂ( ᵔ̴̶̤᷄∇⃚⃘⃙̮ ᵔ̴̶̤᷅ )キ"ャ′‵′‵ 階段を登った先にあるのはドアなんだけどそれがない。しかも両側から登れるタイプ。

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ものすごく高い場所に取り付けられたカーブミラーこわい!し 何故?ꉂ( ᵔ̴̶̤᷄∇⃚⃘⃙̮ ᵔ̴̶̤᷅ )キ"ャ′‵′‵ 

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このドアを家の中から開けて外に出ると骨折が待ってるでしょ!

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塗り込められたドアの存在を感じてこれまたこわい!(なおこのノブはちゃんと回りました)ってキャプションが 塗り込められたドアを想像できる。

赤瀬川原平氏は わたしが美大生になってから 10歳ぐらい年上の先輩から その存在を教えてもらった。60年代を前衛芸術家として問題作を発表して70年代には カリスマ的存在だった この人はとにかく 物を観察して 独特の 這うような洞察力で 文章にすることに長けている。比喩の巧みさが スゴすぎて やば!!って感じで ブラックユーモア的に じわるのである。氏の活動の中でもこの( 超芸術トマソン )は異彩を放っている。Instagramのない時代に 写真を使って しかも他者にどんどんインフルエンサーとして 影響を与える やばい方だ。

芥川賞やその他の文学賞も受賞している(尾辻克彦というペンネーム)が、わたしは純文学の尾辻克彦より、トマソンの赤瀬川原平が好き。

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これは 今日わたしがみつけた トマソンです。神社の石灯籠なんですが、1回崩壊したんでしょうね そのパーツ順番が違ってます!なんかどっかの島のトーテムポールみたいになってますが 神社の境内に鎮座して 苔むしてる様は そこはかとなく可笑しくも 恭しくてパシャリました。

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隣町の廃墟になった建物の内部にトマソン発見!行き止まりの階段、封鎖された幽霊のような空間。元は廃墟のホテルだったところを 2階から上の階を撤去して 下の階を アーティストが作業場で使ってます。 まだ完全な形のホテルだった頃、知り合いの家にホームステイでドイツ人が来たことがありましたが、彼は廃墟ホテルがかっこいいと探検に行ってたようです。

いろんなマニアがいるもんです。

というわたしも 幽霊のように町にあらわれんトマソンを探す変な人になってますが(笑)




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