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【恋愛】漫画「正反対な君と僕」を読んで 1巻編

雪林檎です。
今日も今日とて軽く恋バナしましょう。
*本記事シリーズには、『正反対な君と僕』6巻までのネタバレが含まれています。ご注意ください。



一言

人生初の献血に行ってきました。


『正反対な君と僕』

皆さんは、この漫画をご存じでしょうか。阿賀沢紅茶さんがジャンプで連載している漫画です。出版社はJUMP COMICS+です。単行本は只今6巻まで発売中です。って、雪林檎は決してどこぞの回し者ではないのですが。

この漫画が大好きで単行本を追っています。この漫画についての記事を書きたいとずっと思って温めておりました。嘘です、丁寧に各巻を見ながら書きたかったので、まとまった時間をとれる日・気力が十分にある日を見定めていました。そして、今日なら書けるかもと思ったので書いています。

おおまかなあらすじとしては、1巻の後ろに書いてあるものを引用しますね。プロの仕事の方が雪林檎の要約よりも信用できるので。

元気いっぱいだけど 周りの目を 気にしてしまう鈴木は、 自分の意見を言える 物静か男子・谷くんに絶賛片思い中。
だが周りの目が気になって普通に接せず、いつも谷くんにダル絡みばかり…。
しかしある日勇気を出して、一緒に帰ろうと 誘ってみたところ…!?
共感マックスの 等身大ラブコメ、開幕!!

阿賀沢紅茶(2022),『正反対な君と僕』,株式会社集英社,1巻カバーより

こんな物語です。もっとも、作者の阿賀沢さんは『氷の城』など他にも有名作品を輩出しているので、知っている方も多いかもしれません。もしくは、書店で「あ、この絵見たことあるわ」って方もいらっしゃるかもしれません。

(著作物を紹介するときは、こういう正確な情報を調べて載せなきゃいけないと思うからずっと後回しにしていたなんて、口が裂けても言えない……。)

では、以下、語っていこうと思います!



第一印象

出会いは、行きつけの最寄りの本屋さんでした。よくある、店員さんが試し読み用に綴じ直して下さっている冊子を読んだんです。「最近これ流行ってるよなぁ、どんなもんじゃ?」くらいのテンションで。

まず雪林檎が一番最初に思ったこと、つまり買おうと思ったきっかけとなる感想は、「えぇ、そういう感じ!?」です(笑)陽キャ女子かと思った鈴木ちゃんはピュアピュアオモシロ可愛い女子だったし、谷くんもシンプル良い子で、もう一瞬で大好きになりました。珍しく、展開に驚かされました。
そして何より、どのキャラクターも、人が良くて最高……!といったところです。

ちなみに雪林檎の推しはたいらくんです。

それでいて、テーマが深いというか、わかりみが深いというか、とにかく雪林檎の思考回路の大好物な抽象度、細やかさで、「これは買いだ……(ゴクリ)」となりました。その場で3巻(当時の最新刊)まで買いました。



第1話「鈴木と谷」より

諸々を割愛しますが、まず一言言いたいのが……鈴木、よくちゃんと「私 谷くんのこと好き」って言った!

正直、すれ違いムーブが起こった時、「あぁ、ここからまた定番もどかしいムーブ入るのか……」とうんざりしたんですよ。ところがどっこい。待っていたのは両想いへの急行でした。これに雪林檎、歓喜。この流れも、単行本全巻購入へ走った大きな要因でした。あ、走りで言うと、鈴木の「もった もった」は笑いました。「名に恥じぬ速度」ってそういうことでしたか……スズキの自動車。

そして鈴木の告白を聞いたときの周り(特に山田)の素敵な反応ったら……!本当、みんなありがとう大好きだ!(某ゲームのキャラクター風)

場面は変わりまして谷くんパート。「彼女のいない一日はあまりにも静かだ」に被せた「好きーーーーッ!!!!」は良い演出でした!

「私、超ダサい人間なの」と認められる鈴木は少なくともそこまでダサい人間じゃないと思いましたし、これを言うときの表情が大好きです。

谷くんがマスカラの話を覚えていた件について。あれも良かったですね……!こういう男子はモテると思いました。サッと出すハンカチも、これは真面目勝ち(?)ですね。よく持ってた!よくサッと差し出した!
鈴木がときめいている理由がわからない当たりも最高でした。



第2話「谷から鈴木へ」より

とかく第一話なので、恋愛要素としては少なめで、雪林檎の漫画語りになってしまいましたが。ここからはやや恋愛要素足していきますよ。

やっぱり2話の名場面の一つはここじゃないですか。
「…鈴木さんのイメージが下がったりしたら嫌だから」
「は…?何。イメージ『下がる』ほど 鈴木って『上』にいんの?ウケる」
ってやつです!「おぉそう来たか!」と思いました。

場面変わりまして。
周りの人に付き合ったことを言う・言わない案件がありましたね。鈴木が、そんな体裁気にせず仲いいみんなに対して堂々と付き合っているの「いいね!」と思いましたし、谷くんが鈴木目線で「付き合っていることを言っていいのか」と迷っていたのも良かったです。

また、その後のデートの計画で、谷くんの検索履歴が露呈したのも最高でしたね。超恥ずかしいやつですけど。
「彼女 会話」「会話 続ける」「映画 人気」「夏 出掛ける」
ここで、「出掛ける」が全部しっかり漢字なあたり谷くんっぽかったです。「私が居ない時に私のこと考えてくれてたとか 嬉し過ぎじゃん!!」がごもっともでした。雪林檎も、C君と付き合って日が浅かった頃は、雪林檎がいない時に雪林檎のことを考えてくれていたことが嬉しかったですもん。もちろん今でもそうですが、やっぱり「そんなわけない」と思っていた時期のそれは破壊力が違いました。今でも、C君が実家に帰省したときに雪林檎にLINEをくれると、「実家にいるのに雪林檎のことが頭の中に浮かんでくれたんだ」と嬉しくなります。



第3話「初デート!」より

このデート回……良かったです。何が良かったってハンバーガーが良かったです……!(そこ?)

ハンバーガーは、女子の永遠の敵だと思っていた時期が雪林檎にもありました……。C君と付き合う前は、人前で何かを食べることに強い抵抗があり、特に男子の前では食べることが嫌でした。
そんな人間にとってのハンバーガーの存在は、お察しの通りです。
それを、そんな小さいけれど重要重大な乙女の悩みを、谷くんは「美味しい方が良くない?」で一蹴。こういうところ、惚れてまいます。そしてその一言で納得して思い切り食べる鈴木、可愛い。

映画では、二人の見方が全然違って面白かったです。内容の細かいところにまで気付く鈴木からは、作品への愛や普段から気付くんだろうなということがわかりました。谷くんの感想からは、物事を正確に捉える(暗示されている意味ということではなく、表面という意味で)人だということや、暗記物が得意そうということが見えました。補助されたらすんなり解釈を理解できる柔軟性も見えましたかね。
「ちゃんと映画観てた?」良かったです……。

帰り際……しっかりデートの感想を言葉にしてくれる谷くんは本当に素敵男子ですよね……。「パンダ…可愛いよね」もしかりです。スター無敵状態の鈴木も面白かったですが、オチが最高でした。鈴木……写真下手か。「…嘘やん」。



総括

ひとまず1巻についてはこんな感じですかね!思ったような記事にはなりませんでしたが、たまにはこんな記事があっても、いい、はず!

鈴木と谷くんの恋愛模様に比例して恋愛要素が強まっていくと思うので、そちらでご了承ください。まだ読んだことのない方は、是非読んで頂きたい一冊です。



ありがとうございます

今日はこれくらいにしましょうか。
それでは、またお会いできればと思います。

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