宅飲みに、新しいコミュニケーションを。『ウェイウェイらんど!』の正しい使い方とお酒との付き合い方

新入生・新入社員を歓迎する宴や、新年度のはじまりを祝する飲み会など、毎年春は祝杯ムードに包まれます。

それと同時に、お酒にあまり馴染みのない若者たちが、お酒を過度に摂取してしまう危険性を孕む時期でもあります。

そんな春に向けて、お酒を楽しみながらすごろくをする『ウェイウェイらんど』を企画した者として、お酒を飲むことに対してどのようなスタンスを持っているのか、改めてここに表明させていただきます。

ウェイウェイらんどが生まれるまで

僕は企画を立てるとき、「どうしたら隣の人を幸せにできるか」を考えます。

『ウェイウェイらんど!』は、「クライナー」というお酒を宅飲み向けに企画したいというお話から始まりました。

ビジネスである以上、表向きには「クライナーを売る」というKPIがありましたが、僕が決めていた裏の目的は「どれだけ人と人との繋がりが生まれるか」でした。

もちろんお酒なしに会話が弾むに越したことはありませんが、人と人とが打ち解けるきっかけのひとつとしてお酒があると考えています。

とはいえ、それだけでは新鮮なコミュニケーションは生まれません。そもそもプレイをするすごろく自体が面白くなければ意味がないので、緻密にゲームバランスの設計を行いました。

どのマスに止まり、どんなイベントが起きたら楽しいのか。そのとき、隣の人はどう反応をするのか。さまざまなボードゲームを分析し、「ボードゲームはなぜ楽しいのか?」を言語化して、商品に落とし込んでいきました。

そうして生まれたのが『ウェイウェイらんど』。コロナ禍で思うように人と会えず、気軽に飲み会を開く機会が得られなかった2020年、宅飲みでも楽しめるアイテムのひとつとして、多くの人に親しまれました。

僕が思う、お酒との付き合い方

当たり前ですが、僕は「飲まなければいけない」「一気飲みをしなくてはいけない」空気に対しては賛同しかねます。

大前提として、お酒は各自が楽しく飲むものであって、強要されて飲むものではないと考えているからです。

だからこそ、弊社ではお酒が苦手な人でも飲める低アルコールのフルーツビールを始め、お酒が好きな人でも苦手な人でも楽しめるような商品を企画・開発してきました。

結果的にすごろくを手に入れた方のなかには、本来の企画意図とは異なり、一気飲みを促すような使い方をされている方もいるのかもしれません。

しかし、企画者としてはあくまで、「コミュニケーション」を楽しむための道具のひとつとしてのお酒であり、本ゲームは強制飲酒を促すために企画した旨ではないことをここに表明させていただきます。

まん延防止等重点措置が次々に全国で解除され、少しずつ人が集まる機会が増えてきた今。久しぶりに会う友人との話に花が咲き、話の合間に口にするお酒はさぞ美味しいことでしょう。

それでも、お酒はおいしく適量を。
そして、お酒は20歳になってから。
節度を守って楽しんで頂けますと幸いです。

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