1 俺ら”NPOのバックオフィス”
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1 俺ら”NPOのバックオフィス”

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 フローレンスは、親子を取り巻く社会課題の改善を目指しているNPOで、現在、約数百名が所属しています。多様なメンバーの「働く」を支えるいるのが、法務・総務業務を主に担っている通称「オペレーションズ」です。
メンバーは、普段は現場で働く保育スタッフや、特別支援学校を卒業して入社したスタッフなど、色とりどり。

バックオフィスの仕事現場やその思いを、個性的なメンバーがリレー形式で紡ぐ言葉から感じ取っていただければうれしいです。

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序:私たちの会社について

まず、今このnoteを書こうとしてるメンバーが所属する、わたしたちの会社のことを紹介しようと思います。

これからこのnoteを投稿していくわたしたちは「特定非営利活動法人フローレンス」というNPO法人のスタッフです。

法人の紹介はHPをご覧いただければと思いますが、簡単に言うと「親子が笑顔になれるためのいろいろな事業」を展開しているNPO法人です。

2004年に設立し、今は子どもが病気のときに自宅に駆けつけて保護者の代わりに保育を行う病児保育や、親子に寄り添う保育を行う保育園、障害のある子どものための日本初の障害児保育園など、今まで日本になかった親子のための社会インフラを展開しています。


この「フローレンス」という組織…

一言でいうと「思いは人一倍強い、ド素人の集団」と言えるかもしれません。

社会を変えたい。

今はない世の中の仕組みを作って、目の前の親子を救いたい。

でも、詳しくはどうやったらいいのかまだわからない。

なので、ちょっと詳しい人の話を参考にしながら、とりあえず「小さく始めて」、試行錯誤しながら、やがては新しい社会インフラをつくりだすのための方程式を生み出していく。

そんな思いを持ったメンバーの集まりです。


なので、多くのメンバーの立ち位置はつねに福祉の最前線にあって、そこで起こるさまざまな親子の課題に向き合い、時には法律や国の仕組みにも切り込んで「新しいあたりまえ」をつくりだそうと、奮闘しています。

ついでにいうと、保育・福祉関連から転職してきた人が多いこともあり、基本でっかい声で話します。

基本ポジティブで、遊びも仕事も真剣勝負、という人が多いです。

感情もそのまま表現する人も多いです。

(たとえば、だれかがお土産を持ってきたときなどには『ありがとうございます』の前に『わーうれしい!おいしそう!』が出るような、そんな感じです)


私たちのチーム

そういうフローレンスにあって、今このnoteを書いているのは、世間一般に言う「バックオフィス」部門のメンバーです。

フローレンスでは、経理・人事・採用育成・法務・総務・システムを管轄するバックオフィス部門を「働き方革命事業部(通称:ハタカク)」という仰々しい名前で呼んでいます。

これは、まだ「働き方改革」という言葉が安倍政権でもそこまでクローズアップされていなかった時代に「自分たちが率先して新しい働き方を作り出して、子育てと仕事を両立できる社会のモデルになっていこう!」という思いを込めて名付けたものでした。

今でこそ、多様なスタッフの働き方を支援するような制度は数多くの会社で導入されていますが、NPOで「自分たちの働き方にまで革新をもたらそう」と考えていたのは、おそらくフローレンスくらいだったのではないかと思います。

10年以上前に、NPO初でこんな認定も受けていました。


そしてその中で、私たちは「オペレーションズ」と自称するメンバーで、

・法務(契約、法律相談、知財、NPO組織運営等)

・総務(備品、防災、オフィス設備、オフィス環境等)

・障害者雇用

を担っている、それはもう多様なメンバーの集まったチームです。

無題

(こんなメンバーです)

※厳密には障害者雇用は人事チームの管轄ですが、実態として障害者雇用から採用したメンバーは総務関連業務を担うことが多く、そのための受け入れ体制を整えることも行っている関係で、同じチームで動くような位置づけにしています。

社内で起きていたこと、私たちの”迷い”


今年度、わたしたちはずっと迷っていました。


これまで、オペレーションズでは、社内から寄せられる様々な課題に対して、いわば「縁の下の力持ち」的に対応してきたのが現状でした。

「総務」という言葉のもつイメージもあって、なんとなく「蛍光灯を変える」とか「付箋がなくなったので注文する」みたいな業務が自分たちのやることなのかな?みたいな、いまいち煮え切らない感じで仕事をしていた部分が正直ありました。

ただ、先に書いたような「親子の笑顔も作る、働き方にも社会的インパクトを与え続けるNPO」にあって、そこでのバックオフィス部門はどうあるべきか?を常に考えなければいけないことも、おぼろげに感じているところでした。

さらにいえば、障害者雇用で入社したメンバーも多くなり、社員の構成もどんどん多様になっていくことがはっきりしていました。

今まで人力でなんとか解決できていたことも、もっと効率化して、もっと仕組み化しないと、この後の社会の変化に対応できる組織たりえないんじゃないか?という、うっすらとした不安も感じていました。

そんな折にcovid-19の波まで押し寄せてきて、社員は原則在宅勤務になり、今まで「会社に来ていたから対応できた法務総務関連業務」の見直しを迫られました。

いままで仕組みができていなかった部分にメスを入れ、数多くの仕組み化施策を(力技で)導入していくことになりました。

(それらは以下にまとめていますので、よろしければご参考ください。)

COVID-19とNPOバックオフィス 〜1 法務〜|山口 裕介(mimozo_kf)
COVID-19とNPOバックオフィス 〜2 総務〜|山口 裕介(mimozo_kf)


いつでも立ち戻れるチームビジョンをつくる


チームが大切にすべきことがはっきりしないという状態は、チームにとって「たち戻れる場所がない」という意味で、自分たちにとっても周りの会社のメンバーにとっても居心地の良くない状態です。

そこで、事業部マネージャーの提案で「この機会にチームのビジョンを作ろう!」ということになり、みんなでオフサイトミーティングを行って、ビジョンづくりのワークショップをセットすることにしました。

(気分を変えるミーティングは、オープンカフェなど場所も変えることが多いです)


ビジョンをつくる、というのは、何も見えないところからメンバーそれぞれが思いを吐き出して、そこから「全員が納得感のあるワードに仕上げる」までの、苦しくも楽しい道のりです。

私たちは、延べ6時間程度の話し合いを経て、このチームビジョンを作り出し、社内にリリースしました。

わたしたちは、仕事を「楽しく」「美しく」「シンプルに」デザインし、
社会を変えてゆくスタッフを笑顔にします。

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(話し合いの中で出された意見より)

・フローレンスには、社会を変える力を持ったスタッフがたくさんいる。その人たちができるだけ最前線で躍動できるように、積極的に現場に打って出ていこう

・美しくない仕事を美しく仕組み化することを、喜びにしよう

・楽しくやることは大切に。つまらないことは続かない

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そして、このビジョンができたことで、自分たちを「業務をシンプルな仕組みにするチーム」=「オペレーションズ」と名乗ることに決めた、というわけです。


発信して、多くの会社のバックオフィスと情報交換したい!


最後に。

なぜ私たちは自分たちのチームのことを記事にして、社外に発信することにしたのか、に触れておこうと思います。


最大の理由は、

「バックオフィスの仕事は楽しい!」

を知ってもらい、共感を広げたいからです。


会社に入る時。

配属が決まる時。

「バックオフィスがいいな」と思う人は、あまり多くないでしょう。

実際に「あなたは来月からバックオフィスの○○部ね」と配属を言い渡されたときに、ショックを受けたり、悲しくなったりしている人を、ぼくはたくさん見てきました。

そんな人たちにも「会社を前進させるメンバーを笑顔にする、そのための仕組み化を推進していく」ことが、めちゃ楽しいということを、知ってもらいたいわけです。

さらに「うちもこんなに楽しくやってるよ!」という事例も、たくさん教えてほしいです。ぜひ記事にコメントをお寄せください。



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