耳鼻科

【せごえ耳鼻咽喉科part2】患者お知らせ配信の効果的な使い方

皆さん、こんにちは。

今回も、せごえ耳鼻咽喉科の問診を見ていきましょう。


4)女性で授乳中の場合、母乳の内容まで詳しく質問

先ほどのpart1の記事で、性別に関する選択肢がありましたが、そこで女性を選んだ場合にどのような質問が表示されるかを見ていきます。

まず、妊娠と授乳に関する質問をしていますね。
妊娠の場合には、「はい」「いいえ」だけではなく「可能性あり」の選択肢も表示しています。

はい・いいえだけですと、どっちつかずか分からない場合に「いいえ」を選択してしまい、実は後から妊娠していたとわかったなんて場合もありますので、可能性ありを出し分けて拾い上げていますね。

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また、妊娠の質問で、はい・可能性ありを選んだ場合の質問は下記のようになっています。

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また、せごえ耳鼻咽喉科の問診を見ていて、新鮮だったのは、授乳中か否かの質問で、はいを選択した場合に、それで終わりではなく、母乳内容まで次に聞いている点ですね。
小児科では、完全母乳かミルクと混合かといった質問を見るのですが、耳鼻科ではあまり見なかったので新鮮でした。

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これらに関して、瀬越先生に伺ったところ、

 まず妊娠している場合、何週か(何ヶ月か)を聞くのは投薬をする際に必要になります。当院では5ヶ月未満の場合は投薬はしておりません。妊娠5ヶ月以後の場合、婦人科の先生などに聞いて投薬して良い薬は出しています。
 
 同様に、授乳している場合に禁忌の薬もあるためあらかじめ問診で聞くことにしています。ただし突発性難聴などどうしても今治療しなくてはいけない場合、ステロイドを出すわけですが、その際に授乳をやめてもらわないといけません。授乳している子供が完全母乳か、ミルクも併用しているかという質問をすることによって、薬を飲んでいる間はミルクにしてもらうこともできます。また子供の年齢を聞くことによって、例えば2歳である場合、ほとんど母乳は出ていない場合もあります。

 そういった情報を前もって知ることは時間の節約、適切な治療の助けになります。

とのことでした。妊娠の人に何ヶ月かの質問や、授乳中の人に授乳の内容の質問を追加で表示しているのは、選択肢によってマネジメントが変わるからですね。参考になりました。


5)お知らせ配信機能の効果的な使い方

それでは、問診の一番要ともいわれる、主訴に移っていきましょう。こちらが、せごえ耳鼻咽喉科での主訴選択画面ですね。

他の多くのクリニックと異なり、回答選択肢の右側に黄色いボックスが表示されています。

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また、上の選択肢で、耳を選択した場合に表示される質問でも、黄色いボックスがありますね。

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これは、実は、メルプのお知らせ配信機能です。

あらかじめ、下記のように患者さんに問診終了後にお知らせしたい任意の情報を作成しておくことができます。こちらは幾つでも作成できます。

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例えば、せごえ耳鼻咽喉科で作成された、睡眠時無呼吸症候群に関する患者向け資料はこちらになります。

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患者さんが、先ほどの主訴の選択肢で「いびき、無呼吸の検査、相談がしたい」を選択しますと、下記のように、問診終了画面に睡眠時無呼吸症候群の案内画面が表示されます。


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今までは診察室に入ってから、検査内容や処置の内容を説明するケースが多かったと思いますが、このように来院前の問診の終了画面に検査や処置のご案内をしておくと、患者さんもあらかじめある程度、検査内容を把握した上で来院していただくことが可能になります。

こちら、私のアナウンス不足があると思いますが、まだ活用しているクリニックをあまり見ていませんので、もしメルプを使われていてお知らせ配信機能にご興味ある先生はお問い合わせください。作成方法を案内いたします。



せごえ耳鼻咽喉科のWEB問診について見てきました。
いかがでしたでしょうか?

次回は、いよいよ主訴の問診の中身について見ていきます。具体的には
・耳鼻科は耳・鼻・喉で部位ごとに主訴を出し分けて表示が多い
・花粉症、アレルギー性鼻炎の問診の作り方
・睡眠時無呼吸症候群の問診の作り方
・めまいの問診内容

などですね。

せごえ耳鼻咽喉科のWEB問診の全体に関しては、下記リンクから閲覧できますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

せごえ耳鼻咽喉科WEB問診
「患者として問診に回答してみる」ボタンをクリックして、患者役として体験できます。実際に最後まで回答可能です。問診結果はせごえ耳鼻咽喉科には送られませんのでご安心ください。
「問診ツリーを見る」ボタンをクリックして、せごえ耳鼻咽喉科が作成している問診ツリーを閲覧できます(編集は不可)。

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youtubeで、せごえ耳鼻咽喉科の問診解説も行っていますので、合わせてご覧ください。

今後も、各クリニックの参考になるメルプ問診の作り方を共有していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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