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春を告げるミモザの花

毎年3月8日は「国際女性デー」です。

女性の社会参加や地位向上を訴える日であり、女性の素晴らしい活躍と勇気ある行動を称える日として、1945年に国連が定めました。

ひと昔前は、女性に与えられる労働は限られ、選挙権もありませんでした。
しかし、世界中の女性達が立ち上がり、声を挙げ、その権利を得られるようになりました。
今では女性は様々な分野で活躍していますが、それが当たり前ではなかった時代があり、困難を乗り越えた女性達の勇気によって、現在の平等があるのかと思うと、感慨深いものがあります。

イタリアではこの日を「ミモザの日」と呼び、男性から女性へ感謝の気持ちを伝える日として、ミモザの花を贈る風習があります。

ミモザは、2~3月になると咲く、黄色くて小さくてふわふわとした可愛い花です。
国際女性デーのシンボルカラーの黄色は、このミモザの花の色に因んでいます。
春の訪れを知らせてくれるミモザは、幸せの花として、イタリアのみならず、世界の様々な国で愛されています。

近年では、日本でもミモザの日が認知され始めています。
春先になると、鮮やかで愛らしいミモザの花が花屋に並ぶことが増えました。
ミモザはドライフラワーにも適しているので、とても人気があります。

感謝を伝えるため、という人もいますが、女性が自分のために買う、という人も多いようです。
現代の女性達は様々な立場を抱えながら生活をしているため、多くのストレスを抱えています。
そんな女性達が、自分を労わり、癒しを求めたいと思う気持ちは、自然なことでもあります。

記念日やイベントに、感謝を伝えたり、喜びを分かち合うために、花の存在を知り、花と触れ合うことは、とても素敵なことです。
それを機に、花のある生活がさらに身近に感じられるようになります。
まずは興味を持つことから始めてみましょう。

ミモザは、まさに国際女性デーの前後が一番見頃の時期。
見かけたら、ぜひ手に取って、その可愛さに触れてみてください。
黄色の可愛い花が、きっと明るい気持ちに導いてくれますよ。

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