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ペイントしたミニチュアを使ったファンタジー世界の構築や物語を書いていきます。 オリジ…

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ペイントしたミニチュアを使ったファンタジー世界の構築や物語を書いていきます。 オリジナルのファンタジー世界『セファ・ウガル』については下記Scrapboxを参照。 各種物語や世界観設定など、随時拡張していく予定。 https://scrapbox.io/SefarUhkhal/

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スケルトンの戦士

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      放浪騎士ローズダイ(DC1FDC7AD8E09BF6)

      • "七人組"のエィルサク

        肌を切り裂くような潮風と、吹きすさぶ雪。 激しい波が揺れる、「輝きの海」に浮かぶ小舟の上に、ひとりの戦士が座っている。 雄々しい角つき兜と、使い込まれた鎧に身を包んだ屈強な男。いくつもの傷がつけられた鋼のような筋肉質の体躯は、内なる闘志の現れからか、微かに湯気を上げている。 その戦士はずっと、腰に目をやり何やらブツブツと呟いている。 「ああ。南の奴らは間違ってる。俺たちは野蛮なんかじゃない。そうだろう?」 「あいつらは畑を耕し、種を撒き、穂を刈る。それに誰が文句を言う? 俺

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          ネクロマンサー(男)

        スケルトンの戦士

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        • ミニチュアファンタジー小説
          2本

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          初秋 (8D62F45ABCA7065E)

          初秋 (8D62F45ABCA7065E)

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          ネズミ捕りの男の証言:地下水道に潜むもの

          あれはたしか、今日みてェに月がやけに明るい夜の事だったっけ…。 あの日あっしは、いつもの様に宿屋(踊る案山子亭)の主人に頼まれて、ネズミを――いやね、その主人の名前はウーゴ、っていうんですがね。いやァ、あの人は使いが荒くていけねェや。ねずみが出たらいつもあっしを頼るくせに、いざ仕事がおわったらちょっとだけの銅貨とエールを一杯くれるだけなんでさ。そのくせ、一匹でも捕まえ損ねると、まるで真っ赤なオウガみたいに怒鳴り散らすもんで、そりゃ面倒な男で…。 ――え? あぁ、すいやせん

          ネズミ捕りの男の証言:地下水道に潜むもの