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自分を好きなまま、ちゃんと後悔しよう。

後悔はしない。反省はするけど。

というスタンスを取り続けて来た。でも、ちょっとそれは違うかもしれない。

後悔してもなにも解決しないでしょ。
という正論をエクスキューズにして、結局きちんと自分の失敗やダメさと向き合ってこなかっただけなのかもしれないと感じるようになった。

本当に後悔はないか?

あれは失敗だった。
本当はあんな風にしたくなかった。
出来ることならやり直したい。

そう思うことは、本当にないか?

ない。
とこれまでは人に言ってきたし、自分でもそう思っていた。だけど、それは、そういう風に言い聞かせて、自分で自分に「ダメ」を出さないようにしてきただけなんじゃないか。

過去はやり直しが効かない。
だから、反省だけして、未来に生かせばいい。

それはその通りかもしれないけど、本当の「反省」はそんなにライトなものじゃないし、「反省」と「後悔」はそんなにクリアに切り分けられもしないように思う。

僕は、今の自分が好きだ。

それは別に、現状のままで良いとか、これまでに一つも瑕疵がないとか、そういうことではない。
過去にどんな失敗をしていても、どんなにバカなことをやってきたとしても、今の自分を嫌いにはならない。
今現在、どんな不足や未熟さがあるとしても、それによって自分自身を嫌いにはならない。
これから先も、きっと色んな失敗や愚かなことをたくさんするだろうけど、それでも自分を嫌いにはならない。

自分を好きかどうかというのは、なにかしらの評価をすることではなく、存在として肯定するということだと思う。僕は自分自身を存在として肯定する。肯定できると思う。

そう思ったら、これまでにやってきた失敗を「ちゃんと後悔」できるような気がしてきた。
そして、そうやって「ちゃんと後悔」しないと、これから先、本当に後悔しないで、一生懸命きちんと生きられるようにはならないようにも感じる。

ちゃんと後悔して、きちんと生きる。
あまりに情緒的な結論だけど、実感だから仕方ない。

ちゃんと後悔しよう、きちんと生きよう。
自分を好きなまま。

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