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愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ?

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 

どこかで聞いたことがある言葉ではないでしょうか。オットー・フォン・ビスマルクさんという方が残した名言です。

人によって解釈の違いはあると思いますが、自分の経験から学ぶだけではなく、他人の経験から学ぶことの大切さを教えてくれる言葉だと言われていますね。

人は何から学ぶのか…。

私は社会人の「学びの場」の企画や運営をさせていただいています。毎回、様々な分野に詳しい講師をお招きして学びを広げるといった活動をしています。その中で繰り返し考える問いの一つが「人は何から学ぶのか…」

最近、こんな「学び場」を提供しました。

・最新テクノロジーに精通した専門家が伝える未来予測
・「対話」の価値や効果を体感できるワークショップ
・働くママのリアルな生活やキャリア観を理解するセミナー

このような「学び場」を毎月開催すると、他人の経験から学ぶことの大切さを感じます。

自分が経験できることはごく僅か。そんな狭い世界の出来事や体感値だけで考えや態度を決めつけてしまうことの怖さや勿体なさ。自分の知らない世界を知る方からのお話はいつも新鮮で、自分の世界を広げ、学びが得られます。

本当にそうかな…。

ここまで書いておきながら、私が最近思うのは「自分で経験」することの大切さ。いくら他人のサクセスストーリーや苦労話を聞いたとしても、自分が経験や体感をしなければ学びではないんじゃないか? そんな想いを強くするようになってきました。

・最新のテクノロジーでこんなことが出来るのか! すごい! → ≠学び

・対話って面白いし奥が深いなぁ → ≠学び

・働くママの苦労が想像できるようになり、労いの言葉をかけられるようになった→ ≠学び

頭で知ることは学びではなくて気付き。
体や心で感じることではじめて「学び」なのではないか。

最新のテクノロジーを取り入れてみた、使ってみた、すごく便利だったけれど満足感は思ったよりなかった、その理由を考えてみた…。 → =学び

いつもはここまでしか会話していなかったけれど、相手の言葉がどこから来たのか、そのルーツを探す対話を続けてみた。自分の解釈とは違っていた。 → =学び

働くママと一緒に仕事後の保育園に迎えに行ってみた。帰り道、駄々をこねる子供を連れて買い物をしているママの姿を見ながら、自分に何ができるかリアルに考えて試してみた → =学び

愚者は経験に学び賢者は歴史(他者の経験)に学ぶ という言葉は素晴らしい名言だと思います。

一方で、現代版の賢者は「歴史を知った後に経験することで学ぶ」のではないだろうか。情報が溢れ情報の相対的な価値は下がり、経験や体感の価値は逆に高まってきているように思います。「経験学習」の効果も注目されています。

「学び」に大切なのは順番とつながり。

まずは歴史(他者の経験)を知り、それから経験(実体験)してみる。

これが現代版の賢者の学びではないでしょうか。

#学び #コミュニティ #学び場 #コラム #エッセイ

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キャリア支援×学び場作り×余暇の研究 学びを楽しみ、余暇を楽しむ