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勉強時間を増やすコツは、勉強時間を測ること

大学受験のときに勉強法の本を読み漁っていた。

勉強法の本を読みまくったからといって実際に勉強しなければ成績は上がらないのだが、それでも「効率の良い勉強法」や「学習時間を増やす方法」については誰よりも詳しくなった。
無論、はぐれメタルの剣を持った遊び人のごとく、素晴らしい勉強法を活かすことができなかった結果、今の自分がある。
とはいえ、その過程で身につけた「学習時間を増やし、生産性を上げるためエッセンス」は大学受験以外でも役に立つのは間違いない。

どの勉強法の本にも書いてあることだが、僕たちは机に向かっていても大して集中していない。受験勉強でも、普段の仕事でも。

起きている時間の中で、机に向かっている時間。
机に向かっている時間の中で、仕事や勉強をちゃんとしている時間。
仕事や勉強をしている中で、ちゃんと集中している時間。

主観では「ものすごく頑張った」と感じるものでも、集中している時間は実はすごく少ない。
それでも僕たちは主観の中で生きているので、「集中した時間がすごく少ない」ことに気付けない。
精神的に負荷が大きい作業をすると「たくさん時間を費やした」かのように錯覚してしまう。

だから自分が何にどれだけ時間を使ったのかは、できるだけ主観を排除して、客観的に計測する必要がある。

ストップウォッチやタイマーで時間を測って「自分がちゃんと集中している時間を可視化する」という活動は、集中している時間を把握するためにとても重要なことだ。と、多くの勉強法の本で語られていた。
なので、タスクに費やした時間を可視化できるアプリを作った。

上の記事に書いた「#今日の積み上げ」というアプリは、タスクにかけた時間の可視化を助けるアプリである。
僕は今まで、自分が費やした時間を可視化するために、机にストップウォッチを置いて時間を測っていたのだが、この作業をもっとシステマチックに、言い方を変えれば“おしゃれに”タスクの時間を管理したかった。

TODOリストとタイマーをセットにして使いたかった。
できればTODOリストは見やすく、わかりやすく、付箋のように使えるようにしたかった。

そんな想いを込めて作ったのが「#今日の積み上げ」である。

1日の初めに「#今日の積み上げ」にタスクを追加する。明日も繰り返したい作業は「リピート」とする。
タスクに実際に取り掛かった時間はストップウォッチで計測する。
アプリを落としても、スマホがオフラインになっても、時間はずっと計測し続けることができる。

「#今日の積み上げ」を使えば、タスクに費やした時間を正しく可視化できるのだ。

正直、まだまだ追加したい機能はある。
たとえば、「積み上げの歴史」

今月どれくらい勉強したのか、どれくらい時間を使ったのかをひと目で振り返ることができるようにしたい。
しかしながら、日付データとタスクデータを保存して、「日付が変わったタイミングで自動でデータベースに保存する」みたいな処理を書くのが難しかった。
こういう処理をさくさく書けるようになりたい、という気持ちもある。

まぁ、その辺は似たようなアプリもある気がするけども、自分で作りたい形で作るのは大事なことだ。
他人が作ったアプリはカスタマイズできないが、自分で作れば好きなように作り変えることができる。
「こうすればもっと良くなるのに」を自分の力で変えることができるのは、個人開発者の特権だ。続けているうちに技術力も身につくはずだ。個人開発は最高の趣味だと自信を持って言える。

ちなみのこのアプリはApp Storeで「#今日の積み上げ」と検索したら出てくるので、少しでも興味があればぜひダウンロードしてほしい。
そして機能追加の要望をレビューに書いていただければできる限り対応したい。

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