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池田エライザさんはなぜ歌が上手いのか、考えてみた

FNS歌謡祭。普段はテレビをあまり見ないのだが、BTSが出るらしいと聞いて見ていた。

ただアーティストが歌を披露する音楽番組ではなく、普段歌を披露しない俳優さんや学生とのコラボなど企画性重視の歌番組。

リモート会議風の画像を映す演出は、CM等でも見られるようになり、すっかり市民権を得ている。

全編通して見ていないので、直接見れなかったのだが、放送直後、Twitterで池田エライザさんと上白石萌音さんのコラボ楽曲やエライザさんのソロ歌唱が話題になっていた。

確かに上手い。エライザさんのハスキーボイスに萌音さんのバランスの良いハーモニーが心地よくミックスされている。

翌日の今日は、ネットニュースでも話題になっていた。

火曜日、本当に偶然、ある会話の流れからエライザさんの歌唱をYouTubeで見た。私はこの時初めて彼女の歌を聞いた。

甘めのドーリーフェイスに似合わないハスキーボイス。情感たっぷりに歌い上げる様はちょっと椎名林檎風かな、という印象。

モデルもしくは女優さんだと思っていたので、正直こんなに歌が上手いとは思ってもみなかった。

このYouTubeの前に、これまたたまたま、瑛人さんの香水をカバーする藤森慎吾さん、チョコレートプラネットの動画も見ていた。彼らの場合、自分の表現というより、少し物真似が入ってるけど、やっぱり上手い。

そして、考えた。

なぜ、歌が本職ではない芸人や女優さんが上手く歌えるのか?

なぜ、池田エライザさんは歌が上手いのか?

ここで、頭に浮かんだのは、数日前に聞いた武井壮さんのトークライブ。

その時こんな話が出てきた。

小さい頃からサッカーをやってきた人でも難しい、プロでも難しいリフティングの技。武井壮さんは、2度目ですぐにできたそうだ。なぜできるかというと、身体の仕組み、動かし方の基本を知っているから。そこができていると、競技が変わっても、やり方が理解できれば割とすぐにできる。アスリートでその競技しかできないタイプの人もいる。その場合、人の指導を受けるなど、ちょっとやり方を変えるとスランプになることもある。

これだ!

きっとエライザさんの場合も、表現の仕方の基本を知っているから、それが演技であれ、モデルのポージングであれ、歌であれ、上手くやってのけるのだ。

演技派女優さんでも、演技しかできないタイプの人もいる。その人は演技のやり方に特化してその技を磨いてきたのだろう。

エライザさんはそうでなく、基本ができているタイプ。だからそれを横展開して、いろんなものを表現できる。

アスリートと歌と演技。

私の中で、思わぬところで繋がった。


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