1月12日(水):模倣難易度を考える
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1月12日(水):模倣難易度を考える

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昨日は不動産賃貸仲介のハウスコムが新たに始めた入居時の敷金などの初期費用の支払い方法を入居者が自由に選べるサービス「スマートレント」のことを取り上げました。

日常に埋もれている「不便さ」や「不満」、「不可思議」なこと、それを拾い上げて顧客創造につなげているわかりやすい事例だと思います。

一方で、転居における初期の費用負担のネックに対して、課金・支払形態の仕組み変更での対応であるから、この新サービスを他社が模倣可能な点にも触れました。

課金や支払形態の変更は組織内での理解や整合性が得られれば、すぐにでも形にできる取り組みやすさがある反面で、模倣が起きて同質化が生じる点は想定すべきことだと思います。

特に現在は情報の認知、伝達速度が極限まで速くなっているので、成功事例などは瞬時に拡散していきますからね。

このあたりは私たちフィットネス業界にも同じことが言えるでしょう。

その昔でいえば単なる時間の切り売りとしての90分会員や月4会員などの新種別の導入は何の参入障壁もないから、その当時に多くのクラブに広がった通りです。

これは新たな需要を一時的な形で喚起できたかもしれませんが、結局のところは何の差別化にも優位性にもつながらなかったことは明らかでしょう。

また最近の例でいえば大型クラブの24時間化も同様ですね。

単体の24時間ジムの拡大を受けて大型クラブもそれに倣う動きを見せてきましたが、これもセキュリティの仕組みさえ入れれば、どのクラブでも実現可能だから参入は容易で、現在では24時間営業であることが大きな優位性にならなくなりました。

もちろんこれは前述した種別や営業システムに限ったことではなく、フィットネス業界でありがちな外からプログラムを買ってくるだけの状況についても同じことが言えます。

時に新しいものを生み出すために時間を買うといった観点でそのようなアクションも必要ですから、それはそれで良いと思いますが、それだけに終始してしまうと独自性とは無縁になってしまいます。

いずれにせよ、新しい商品なり、サービスを始めるにあたっては、その価値や顧客創造の源泉がどこからくるものなのか、それによる模倣難易度は一緒に考えていくのが望ましいでしょうね。

参入障壁になりえるものは製造業なら、製造に用いる「希少な素材」の調達や、製造のプロセスや商品に組み込まれた「独自の技術」はそれに当たります。

また販売にあたっては「独自の流通チャネル」があるとか、その領域において「圧倒的なシェア」が確立されている、といったこともそうですね。

翻って私たちのようなサービス業、フィットネス業界として模倣難易度を引き上げるためにできることはなにか、ですね。

そのあたりは明日に続けます。


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