「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論173」
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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論173」

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みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第28号(2000.5.25発行)「予算のマネジメント」11~※名称等は当時、一部文章省略

2.予算編成

(2)予算編成プロセス

④策との一体化

原則的には予算は策と一体化してこそ首尾よく達成へと向かう。

策の案出にあたっては、予算実行者に可能な限り多くの裁量を与えることが大切である。

また予算管理者が実行者の策案出をサポートすることも大切である。

したがって、数値だけが先走ったり、策を強要したりするような予算策定であってはならない。

予算は会計数値上の金額(ダラー)ベースだけでなく、策に基づいて達成すべき運営面での指標として数量(ユニット)ベースでも示す必要がある。

⑤設定手順と最終検証

予算はやや大きくとらえると損益、資金、資本の3分野に分けられる。

通常、設定手順はまず様々なリサーチや分析ー主にマーケットリサーチと自社資源(施設)分析ーにより、限りなく精緻に月別の入会手続き者数、入会者数、退会者数、在籍者数、退会率からなる「予想会員数推移表」を作成して確実な売上高を予測し、次にそこから目標とする利益を減じ、残った額以下で賄えるよう、費用予算を立てる。

この費用予算は、クラブ経営の場合、規模とアイテムによりほぼ予測できる。

これで、まずは損益予算が立つ。

それから、資金予算、資本予算(編集部注:資本予算は損益、資金の各予算と切り離して行う)と立てていく。

そして、これらすべてを調整していく。

最終的には中期経営計画策定の際の最終作業としても行った見積貸借対照表と見積損益計算書、キャッシュフロー計算書を作成する。

これにより、親会社や株主、資金調達先等の主要なステークホルダーらから期待されるROA(総資本利益率)やROE(株主資本利益率)、DER(有利子負債/自己資本)といった経営指標を試算でき、予算がより上位の経営目標を確かに達成できるものになっているかが検証できることになる。

~ここまで~

予算管理者つまり経営サイドが実行者の策案出をサポートすることが大切という文言は本当にその通りだと思います。

親会社が別事業を営んでいることが多い業界企業では、トップマネジメントに具体的なアイデアがないことで、数値目標の達成だけを強要するという話は良く聞きます。

やはり、プロパー社員がトップに昇り詰めた会社や別会社でキャリアを積んだ後、独立した企業の方が、トップからのアドバイスは得られやすいのではないでしょうか。

実は各企業のトップがどのような経歴であるかも、予算のマネジメントにおいて強く影響が出るとアバター近藤は考えております。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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