「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論175」
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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論175」

フィットネスビズ

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第28号(2000.5.25発行)「予算のマネジメント」13~※名称等は当時、一部文章省略

3.予算構成の実際

(1)売上高予算関連

収益上、基軸となる会員種別ー個人(正)会員・平日会員・家族会員ーが既にその市場に合った価格になっていることが大前提だが、そうしたクラブでは提供するサービス自体の価値を高め、会員数を維持または微増ー入会者(数)予算と退会者(数)予算をコントロールーさせながら徐々に客単価を高める方向へ導こうとしているようである。

「提供するサービス自体の価値を高める」とは営業時間の拡大(早朝・深夜)や施設稼働率の悪い時間帯のグループエクササイズプログラムの拡充、初期プログラムのシステム化、有料アイテムや有料プログラムの開発・販売、物販の強化などの策の実施を指す。

繁盛クラブはこうした価値づくりによって、今増加していて生涯顧客価値(ライフタイムバリュー)の高い主婦層や高年齢層を積極的に取り込もうとしている。

価値を高める策は「うちのクラブはどういう人たちがどういう理由でたくさん来ているのか。逆にどういう人たちがどういう理由で出ていってしまっているのか」と考えると案出しやすい。

次にその策を実施した上で、さらに施設稼働を最適化する策を案出する。

それには、「この時間帯はどうして混雑するのか、それを緩和するにはどうしたらいいのか。逆にこの時間帯はどうして空いているのか、そこをいっぱいにするにはどうしたらいいか」と考えるとよい。

効果的、効率的なセールス、プロモーションを伴わせ、これらの策をスピーディーに、またきちんと実施することが売上高予算を達成するための中心策となる。

プロモーションは「低価格会員種別」を告知せずに、基軸の会員種別と新たに価値づけした部分の内容を整理して「(対象者に)確実にわかって貰えるように」案内物をつくり訴求すること、効率をよくするためにマーケットリサーチで得たデータに基づいてターゲットとなる顧客層や告知場所、配布エリア、媒体を選んで「(目標値に)到達するまで」徹底的に行うことが大切である。

また、この際きちんと定量的に効果測定ができない告知方法や媒体は、できる限り避けることも大切である。

~ここまで~

上記内容は、現在でも通用する基本的な考え方であり、ポイントはそれをきちんとマネジメント出来ているかという点だと思います。

従って、マネジメントが機能しているかを検証し、出来ていなければ、その部分をまずは克服する必要があります。

そして、その後に、当時の60~80%水準となってしまったニューノーマル時代において、何を変え、何を無くすかといった決断をしていく段階へ進んでいくことが大切です。

元々、基本が出来ていない中で、施策をいじったところで、成果が上がることはまずないと考えた方が良いでしょう。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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フィットネスビジネス(ジム運営)に関する情報プラットフォームとして、コンサルタントとしても知られている代表伊藤友紀等による役立つ記事を閲覧することができます。 ①伊藤友紀の「ビジネス・リフティング365」②目指すはフィットネストレーナー③アバター近藤の「フィットネスビジネス学」