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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論338」
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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論338」

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みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第4号(2003.1.25発行)「測定」5~※名称等は当時、一部文章省略

商品研究:測定

4.食生活診断

スポーツプレックス・ジャパン株式会社(以下、SPJ)では食生活診断システム「カロリーチェッカー」をプログラムに組み入れて、専門性の高い栄養士の診断とアドバイスを提供している。

「新ビーナス誕生プログラム」と名付けられた有料プログラムは、ローマ神話に出てくるビーナスの体格がBMIで21という理想的なものであることから、これに近づくべく適切な運動習慣と栄養習慣を習得して貰おうと同社管理栄養士のA氏によって企画され、2002年4月より導入したものである。

同プログラムの参加料はメンバー44,000円、ビジター55,500円で、3ヶ月間、食生活と運動プログラムをモニタリングし、3ヶ月後に脂肪量減100gにつき100円、筋肉量増100gにつき300円をキャッシュバックするという内容である。

同プログラムではメンバーが無理なく正しい食生活習慣が得られるよう、サプリメントやレトルトパックの食事を用いず、毎日の食事を基本にしてその習慣を適切に誘導していくようにしている。

そのためプログラム開始時、中間時、終了時の3回食生活診断を行い、その変化を見るようにしている。

メンバーが食事の内容を特製の日記に記入して担当者に提出。

管理栄養士がこれを食品ごとの分量に分けて「カロリーチェッカー」(PC用ソフト)に入力すると、自動的に1日の栄養バランスや食品バランス、朝昼晩のバランスがチャートで分かりやすく出力される。

また、これに加えて、理想メニューやダイエットプランとしての運動メニューのアドバイスも同じシートに手間なく出力されるようになっている。

さらに管理栄養士が総合アドバイスを入力できるようにもなっている。

クラブとしての導入コストはソフトの導入にかかる698,000円。

管理栄養士の分析を外部に委託する場合は、さらに1件あたり3,500円程度がかかる。

SPJでは分析はA氏が自ら行っている。

これまで約30名が参加し、平均の脂肪減量は4㎏となっている。

自然な食事を基本にしていることから無理なく適切な習慣が得られると、メンバーからも好評であるという。

同プログラムでは栄養診断と運動アドバイスの他、オプションで肥満体質かどうかを調べる遺伝子検査(口の中の粘膜を採取して医師に送付することで診断が得られる。1回8,000円)も受け付けている。

食生活や栄養診断に関しては、デジタルカメラで食事を撮影してインターネットで送信すると栄養士が分析して返送してくれるサービスを提供しているところもある。

今後クラブでの栄養指導も手軽にできるようになる準備が整ってきているようである。

~ここまで~

記事最後のコメントにある通り、食生活診断の分野はこの20年でデジタルテクノロジーの進展によって、低コスト化、簡易化していった分野であると言えます。

現在は、毎食の画像をアプリに投稿するだけで、AIが自動認識し、分析・評価してくれるレベルまでになっていますので、トレーナーはその情報に基づきアドバイスに集中できるという点で働く側も省力化しております。

ただ、この分野で大事なことは記事のクラブが取り組んだように、本人の食事習慣の改善を促すことによって実際に行動変容し、成果を上げることだと思います。

その期間だけの特別な食事セット(レトルトパックなど)を提供するという方法では一過性の結果に留まる恐れがあり、根本的な解決を図るというスタンスが必要であるとアバター近藤は考えます。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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