10月2日(水):仕事における「自分なりの楽しさの見つけ方」
一昨日、昨日と自社の若手社員の成長を感じたことに触れましたが、本日もそれに関連した話を少しばかり。
昨日は栄養士でもある入社2年目の女性トレーナーが自分のモチベーションの源泉が「仕事の中で自分の楽しみを見つけること」にある旨を話してくれたことに言及しましたが、この点は仕事をしていくうえで非常に大事な要素です。
そこでも記したように極論をいえば、このマインドを持っていると、どのような環境で、何の仕事をしていても自分なりの楽しさを見出し、主体性をもって自らの仕事を面白くしていくことができますからね。
では、どうやって仕事のなかで自分の楽しみを見つけていくのか、というのが本日の内容です。
私自身の仕事との向き合い方を振り返った時に、すぐに頭に浮かんだのは次の3つでした。
まず1つ目は「ゲーム感覚」にしてしまうことです。
少し表現を変えると自分が担っている仕事に遊び心を加えてやっていくことですね。
例えば私たちはフィットネスクラブ運営をしているので、集客のための販促活動の一環としてポスティングや街頭でのティッシュ配布をすることがあります。
ティッシュ配りであれば、何人連続で避けられずに渡すことができるか、と自分で勝手な記録づくりに挑戦したり、一緒に配布するスタッフと一緒に身体を使ったパフォーマンスをしながら配布する、なんてことをやったりしていました。
またポスティングでは歩いた歩数や距離を振り返って自己満足に浸ったり、クラブ周辺の地域情報の収集を意識しながら歩いたり、極めつけは次の家のポストの形状を記憶できているかを自分で確かめたり、などなど。
販促活動の本来の目的は新たに運動習慣を持つ方を増やすことにあるわけですが、行為の一つひとつは単純作業だったりします。
そうした単純作業ひとつでも、そこにゲーム感覚を持ち込むだけで自分なりの楽しさをもってこれらの仕事を進めることができますね。
単純作業でさえゲーム感覚で楽しめるわけだから、それ以上に創造性を発揮できるような仕事であれば、なんだって遊び心を交えて工夫をする余地はあるでしょう。
続いて2つ目は「自分の好きなこと(得意なこと)と結びつける」点です。
私の場合は学生時代に15年ほどサッカーをしてきたこともあって、考え方のベースには常にそのことがあります。
だから運営するジムのなかでの接客やポジション取り、仕事や自分の成長に向けた取り組み方など、サッカーに当てはめて考えることが多かったですね。
そうすると難しそうなこと、少し大変そうなことであっても自分の身近なところに引き寄せて捉えることができ、考えを掘り下げたり、行動しやすくなる利点がありました。
そして自分の好きなこと、得意なこと、慣れ親しんだこととのつながりが見出せると、自然と仕事に楽しさが帯びてくるものです。
最後の3つ目は「徹底的にやってみる」ことです。
なんであってもそうですが、いい加減な気持ちで中途半端にやっているうちは、自分がそこにのめり込むこともありません。
だまされたと思って無心になって徹底的にやってみると、徐々にその仕事の勘所のようなものがわかってきます。
このようにして「わかる」や「できる」ことの量が増えていくと、表面的な楽しさだけでなく、その仕事の醍醐味のような本質的な楽しさがつかめてきますね。
これもまた自分で仕事を面白くしていくための王道でしょう。
先にあげた3つは私なりの楽しみの見つけ方ですが、仕事で面白さを見つけ出していく方法はいろいろあるでしょうから、自分なりの楽しみ方を模索していくのが良いと思っています。
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