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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論337」
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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論337」

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みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第4号(2003.1.25発行)「測定」4~※名称等は当時、一部文章省略

商品研究:測定

3.動脈硬化測定

株式会社エイム(以下、エイム)では、厚生連高岡病院整形外科部長であるS博士からの共同研究の依頼を受けたことをきっかけに、動脈硬化測定器「フォルム」を使った測定および改善プログラムを提供している。

測定器「フォルム」は日本コーリン株式会社が開発したもので、両手両足に血圧を測定する際に巻くような加圧帯を取り付け、脈波が血管に伝わる速度を測定することで動脈の硬化度を分析するというもの。

測定者はベッドに横になり、クラブスタッフが加圧帯を取り付け、測定開始ボタンを押すと加圧帯に空気が入り、一定の圧力が加わった後、空気が抜けていく。

両手両足の血圧を一度に測定するような要領である。

測定は2~3分で終了し、測定結果はその場で測定器からPWV値として算出、出力される。

PWV値とは動脈の脈波伝導速度で、数値が高いほど血管の弾力性が失われ、動脈硬化が進んでいることになる。

エイムでは同測定をメンバーに無料で開放し、そのうちPWV値が1,400以上を示した方で、プログラムへの参加に同意した方に対して医師との相談のもと設定した目標心拍数で、週3回以上、1回30分程度の運動をしていただいた。

この結果、特にPWV値が1,800未満の動脈硬化が軽度である層で有意な運動効果が見られたという。

導入に際する初期投資はエイムの場合は、共同研究の一環であったことから測定器が無料で提供されているが、通常購入する場合は測定器に200万円前後がかかる。

また測定を行う際に必要になるスペースと、測定を行う人材の育成及び人件費などが必要となる。

エイムでは現在も100名がプログラムに参加しており、効果が数値で確認できることや、参加メンバー間の結束や交流が深まることから、参加者の運動継続の動機付けにも確かな効果が出ているという。

同社常務取締役Y氏は、「動脈硬化の程度によって、フィットネスクラブで対応できる範囲に限界もあります。医師との連携を取りながら、うまく運動プログラムへの参加者枠を絞り、安全で質の高いサービスに繋げていきたいと考えています。できればオリジナルのプログラムを開発して、競合クラブへの差別化に繋げられればと考えています。」と話している。

~ここまで~

このような取り組みは、近隣に共同研究できる病院があることが前提となるため、なかなかにハードルは高いと思います。

ただもし、そのようなご縁があった場合は積極的に受け入れると良いでしょう。

概して、この20年はこのような手間暇を省く方向に業界が動いてきましたので、ニューノーマル時代にはむしろ望ましい在り方になっていくと思われます。

その際は、記事にある通り、科学に戻づくエビデンスが取れる改善プログラムとセットで提供することがクラブの付加価値に繋がると考えます。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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