1月7日(金):多様性の土台
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1月7日(金):多様性の土台

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昨日までの田沼意次と松平定信の2人の改革を引き合いにした話の続きをもう少しばかり。

そこでも触れたように「補完」にしても、「協働」にしても、それをするには相反する要素や異なる要素が不可欠です。

会社やフィットネスクラブのような組織もまた動的な生き物だと考えた時には多様性としての複雑系があってこそ、様々な機能を発揮することができるのは確かでしょう。

ただ、この多様性は口で言うほど簡単なものではないと思っています。

なぜなら多様性を認めるということは異なる考え方、異なる価値観、もっといえば異物を飲み込むだけの度量や寛容さが組織に必要になるからです。

また単に多様であることと、それが意味ある多様性であるかどうかも別物ですね。

多様ということだけでいえば「何でもアリ」な状態も一種の多様さですが、それのみでは「無秩序」になりかねないし、もっといえば「カオス」にも陥る可能性もあるでしょう。

社会における多様性は存在そのものを認めることでそれが適う面もありますが、会社のような目的をもった組織における多様性の場合は、目的や活動のなかでそれを発揮していく必要があります。

ちょうど昨日には身体のモビリティ関節とスタビリティ関節のジョイント・バイ・ジョイントを例にしましたが、そうしたことや細胞の働きをつぶさに見ても、そこには様々な機能、役割をもった各要素が見事なまでに補完、協働しあっています。

これらは一定のメカニズムのなかで調和をもって機能しているからこそ、単体では成しえないことを形にして、動的平衡や内なる多様性を発揮しているものです。

組織での多様性を考える場合、この点への理解や意識が要ります。

では人間の身体におけるメカニズムや調和のような枠組み、有機的なつながりを組織内で担保するものはなにか、ですね。

その答えはひとつではありませんが、ある面では理念やビジョン、価値観の共有といったものがそれに当たるはずです。

加えて協働するための土台には一定の規律も必要になるでしょう。

そして個々人のなかで互いを認める経緯、誠実に対話する姿勢など、それらを含めた心の在りよう、それを包含した組織全体の企業文化などですね。

こういった諸々のないところで多様性だけを口にしても、それは表面的な多様性だけで終わってしまうだけに、多様性に至る土台も含めて考えることが大切だろうと思います。

最後に少しばかりお知らせです。

社内で実施していた諸々の研修動画を1月から外部向けにも公開しましたので、ご興味のある方は良かったらご覧ください。


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