「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論177」
見出し画像

「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論177」

フィットネスビズ

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第28号(2000.5.25発行)「予算のマネジメント」14~※名称等は当時、一部文章省略

3.予算構成の実際

(1)売上高予算関連

【客単価】タイプA 8,600円 タイプB 7,800円

毎月末にまとめられる各月の売上高を毎月末の会員数で除した数値(月間客単価)の1年分の総計を12ヶ月で除した年平均月間客単価と考える。

5~10年前は10,000円(タイプA)を超えていたクラブも多かったが、現在も同水準を維持しているクラブは数えるほどしかない。

タイプAに類する繁盛クラブの中で未だに高い客単価を誇るのは現在のところレヴァンである。

同クラブの客単価は12,000円を上回っている。

背景には最近のキャンペーンで低額月会費の会員種別の告知を控えて、「レギュラー会員」(月会費11,000円)、「フィットネス会員」(月会費10,000円)の2種類に絞って集客促進を図っていること、ターゲティングした中高年層のニーズに合致した様々な有料付帯アイテムや有料プログラムを充実させていることなどがある。

客単価について一般的なことをいえば日・時・空間限定会員率(総会員数に占める個人正会員・家族会員など終日利用できる会員種別以外の会員種別の会員数の割合)が高いクラブほどそれは低い。

繁盛クラブの日・時・空間限定会員率の平均値は30%だが、クラブによっては(4,000人前後の会員数を抱えながら)20%を切っているクラブもある。

こういうクラブはたいてい競合度の甘い「好立地」にある。

【坪あたり会員数】両タイプ 5.2名

年平均月間在籍会員数を延床面積(坪)で除した数値と考える。

詳解は割愛する。

【売上高付帯収入比率】両タイプ 11%

売上高に占める会費関連収入(入会金・登録料・月会費・利用料・ビジター利用料)以外の収入割合と考える。

大手チェーン企業の中でも物販、有料プログラム等の拡販に積極的に取り組んでいるクラブでは、この比率が15~18%と高い。

近年各社ともこの数値を伸長させている。

~ここまで~

坪あたり会員数については、少し前に触れたように、総合型・ジムスタ型クラブでは、現在のニューノーマル環境で5名を達成することはほぼ不可能であると考えます。

また客単価については、ざっくり年間10万円/人と当時に教わりましたが、現在もほぼ変わらないと考えて良いでしょう。

つまりこの20年間、諸外国と違い、物価や賃金が伸びず、日本全体が停滞していたのと同様の状況が続いております。

さらに、24Hジムにおいては、競合増による低価格競争もこれから激しくなると思われますので、下がることはあっても上がることは考えにくいです。(背に腹は代えられず、値上げするクラブが増えたとしても、集客減により再び低価格会員を導入するという流れになる)

つまり、この項で言えば、売上高付帯収入比率がキーになると思います。

因みに当社小型クラブでは、上記のいずれの数値よりも上回っております。

本日もお読みいただきありがとうございます。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
フィットネスビズ

宜しければサポートお願い致します!

スキありがとうございました!
フィットネスビズ
フィットネスビジネス(ジム運営)に関する情報プラットフォームとして、コンサルタントとしても知られている代表伊藤友紀等による役立つ記事を閲覧することができます。 ①伊藤友紀の「ビジネス・リフティング365」②目指すはフィットネストレーナー③アバター近藤の「フィットネスビジネス学」