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1月21日(金):膝関節症への悪循環ループを避けるのも運動習慣から

昨日までは腰痛予防に関することでしたが、本日は膝についての話を少しばかり。

昨年11月末の琉球新報では、変形性膝関節症による通院者数が増えている旨の記事がありました。

やはりコロナ禍で外出を控えたり、運動の機会が減る一方で、ストレスによる過食やアルコール摂取もあり、体重増加をしている人が多い点がその理由に挙げられていました。

記事内では医師もコメントをしていましたが、平坦な場所を歩く際には膝に体重の2~3倍、階段の上り下りでは体重の約7倍の負荷が掛かるので、体重増加は顕著に痛みにつながりやすいのは確かです。

医師のコメントによれば「潜在的な患者も含めると膝関節症の患者は約3,000万人いる」とのことでした。

数年前は膝痛の方が1,800万人と言われていたから、潜在的な対象者も含めた総数がコロナ禍で増えているのだと思います。

このあたりは、まさしくコロナによる健康二次被害の際たる例だと思います。

私たちの会社も健康二次被害防止コンソーシアムに加盟し、この状況下でも出来るだけ運動習慣を保つように各クラブでも啓発をしてきました。

クラブに通っているお客様にはそうした声も届きますが、社会全体にはなかなか行き届かないのが現状で、そこは悩ましさがあります。

外出を極端に控えたり、感染リスクを限りなくゼロに近づけようとして従来と大きく生活リズムを変えると、こうして別な形で負の側面が出てきますからね。

これは起こりえる可能性が予見されていただけに残念に思うのは確かです。

変形性膝関節症を巡る悪循環として医師が指摘をしていたのは「運動不足」→「体重増加」→「膝への負担」→「膝の痛み」なので、そこを脱していくには起点になっている運動不足の解消が一番でしょう。

昨日に触れていた腰痛にしても、本日の膝痛にしても、日常的な運動習慣によって予防、改善できる面が多分にあるので、運動を含めた健康習慣をもってもらうのがことほのか大事になります。

私たちはクラブ名に「習慣」を冠しているのもそうした意味合いが強いので、今後も日常に根差した健康習慣を伝え続けていきたいと思います。


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