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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論486」

フィットネスビズ

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第11号(2004.3.25発行)「コラボレーション」26~※名称等は当時、一部文章省略

6.コラボレーション成功のポイント

最後にコラボレーションを成功させるために必要な能力とポイントについて簡単にまとめておきたい。

(1)経営力

大前提として、読者のクラブがパートナーを組みたいと思えるほど魅力のあるクラブになっていることが大切だ。
クラブの魅力度が高ければ高いほど、パートナーから声が掛かる回数が多くなり、またパートナーに声を掛けた場合の反応も良いだろう。
逆に言うと、成長性や収益性、特徴性、知名度等に劣るクラブはコラボレーションを実現しにくい。
現実的にはパートナーは何らかの資源を提供する代わりに何らかの見返りが欲しいわけで、それが期待できにくいクラブには声を掛けないし、クラブから声を掛けても反応は良くなかろう。
クラブとしては最低限、一定数の会員を抱え、利益を出し続けていかなければいけない。
そして、戦略的な経営計画と不断の運営努力からパートナーが欲するだろう魅力的資源を備えていなければならない。
つまり基本的な経営力がなければ、コラボレーションは文字通り「話にならない」ということになりがちである。

(2)プロデュース力

コラボレーションを実現にするのに必要な能力を1つだけ挙げるとすれば、プロデュース力だろう。
プロデュース力のある社員がいれば、コラボレーションはきちんと機能するだろうし、実現可能性も高まるだろう。
プロデュース力とは柔軟な発想と豊かなイマジネーション、このビジネスへの純粋で強い情熱から自クラブの問題・課題を発見~開発する方法を見つけ(その方法としてコラボレーションが適切なのであれば、すぐ様パートナーを見つけてアプローチし)、社内を調整して実行に移し、その効果を将来に渡り最大化させていくことのできる能力をいう。
多少、経営力や経営資源にハンディがあったとしても、この能力を持ち合わせた社員がいる会社は強い。
ブレークスルー(突破)力のある社員は、どんな問題にも必ず対策を見つけて解決へと導く。
卑近な例ではあるが、駐車場の不足や託児所がないことによる在籍会員数の低さを解消するために大型パーキングを持つ大規模SCや近隣の託児・幼児教育サービス会社と組むことを思いつき、上手くアプローチして提携を実現し、クラブ業績を向上させた社員を知っている。
こうした社員はどこの会社にも数は少ないが必ずいるものである。
トップはそういうアイデアと実行力に優れた社員の能力を惹き出し、サポートすることができなければならない。

~ここまで~

記事の通り、コラボレーションを企図する意味は、こちらの経営資源の一部を提供する代わりに、先方の持つ自社では補いにくい経営資源を提供して欲しいということだと思います。

ボランティア精神でどうぞ自社の経営資源を使って下さいというケースは、およそ民間企業であれば、まずあり得ないことを頭に入れておく必要があります。

つまり、基本はフェアトレードであり、どちらか一方だけが得をするというコラボレーションは存在しないことを前提として、計画しなければなりません。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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