
3月14日(火):「いつも」を「いつか」の備えに
先般の「3.11」と前後してメディアでも防災に関連した番組や記事が多かったと思いますが、それを受けて我が家も備えの点検をしておきました。
長期保存用の水や食料の賞味期限は大丈夫でしたし、その他のアイテムも今のところ問題がなさそうでひと安心です。
そうしたなか防災アイテムに関連した記事を見ているなかで、最近の傾向は日常使いとの併用、ならびに同居が進んでいますね。
例えばランタンなどはそのまま間接照明として日常使いをしていたり、保存食や防災用品もオシャレに収納し、そのままインテリアと同居させるケースなどです。
前述した併用、同居を進めている方のコメントでは、日常的に目に入ったり、使っていることで、いざという時にも慌てずに活用して対処できそう、といった旨のコメントがあり、その点は合点がいきますね。
また全く別な文脈ですが、住宅環境の変化も一因に挙げられるかもしれません。
住宅金融支援機構の調査によると、マンションの住宅面積は2021年度に64.7㎡となっていて、10年前に比べると約10%小さくなっているといいます。
戸建を含めた全体でみても約6%縮小ということだから、いずれにせよ住環境が狭くなるなかで必然的に収納スペースが小さくなっている点は否めません。
そうしたなかで防災の備えを厚くしようとすれば、有事の時だけにしか使わないものをたくさん買い込むよりも、日常と併用できるほうが理に適っていますからね。
「いつも」を「いつか」への備えにするという意味ではアウトドア用品の活用が一番だと感じます。
我が家もキャンプ用品がそのまま防災に転用できる面が多分にあり、そこは楽しさと有事への備えの二用途を兼ねられていて助かっています。
防災に関連したサイトでは「3.11」の3月と、防災の日の9月に大きく閲覧数が伸びるそうですが、年に2回程度は定期的に備えを確認するぐらいが良いのだと思います。