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vol.3 ナンパの技術一点突破で、仕事、お金、女からの承認、豊かな人生に必要な全てを手に入れる!

零時レイ サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(54:58)は購入後に視聴可能。

第三話(全四話)

人類の繁栄の歴史は、品種改良の歴史と共にあった。

食糧確保のため、植物を品種改良し収穫量を増やした。獰猛な野生動物を飼い慣らし、気性のおとなしいものを選別して家畜化していった。

こうして食糧確保の量・質・安定性を向上させ、人類は増殖に成功した。しかしながら、数が増えた人類は、次に争いを始める。

それは富を巡る争いだったり、己が権威を示すための戦いだったりした。併行して科学技術も進化し兵器の殺傷力も高まりきった結果、人類は自らを滅ぼしかねない状況に陥った。核戦争の脅威である。

2度の凄惨な大戦を経て、20世紀の人類には「戦争」そのものを無くすという難題に直面したのである。

その突きつけられた課題に、人類は解決法を再び品種改良に求めた。そう、人類自らの品種改良である。戦争を起こすような好戦的な性格の者を間引き、おとなしい性格を持つ者を増殖させる。

国民教育で学問を奨励し、メディアに学歴こそ正義と喧伝させ、異性交遊を不純なものとした。つまりマジメで優しいインテリこそがカッコイイという価値観を世間に根付かせた。

一方で、攻撃的な性質を持つ者が起こす行動を犯罪と規定した。それを犯した者を犯罪者として隔離し、子を成させないことで断種した。暴力性を否定し、排除していった。

こうして、おとなしくてマジメなインテリ男性で世の中が満ちた結果、世界は戦争そのものを克服しつつある。核戦争での滅亡という危機に、自らを品種改良するという手段でもって、人類は見事に回答を示したのである。

この品種改良の過程で、男性は元来持っていたはずの「オスとしての有能さ」を失った。積極性・闘争心・プライドといった、野生動物のオスが生き残っていくために必要な性質を削ぎ落とされた。

現代に生きる男性というのは、既にほぼ全員が品種改良済みであると考えてよいだろう。そして女性も、幼き頃から「高学歴・社会的地位・優しい」が好ましい男性であるという教育を刷り込まれ、それを理解している。

よろしい、これならば人類は男も女も闘争を好まない性質を互いに求め、増殖していくはずだ。

しかしここで、予想外の事態が起きる。生殖ができない男性が続出してしまったのだ。最適に品種改良したはずの男性が、子孫を残せない。それどころか、好ましくないはずの形質を持つ男性が女性を総取りしてしまうような状態が発生した。

男性も女性も、幼き頃から教育し刷り込んだはずなのに。人類が企図した品種改良は機能不全に陥った。なぜか?

唯一、女性の「本能」だけは品種改良できなかったからである。

5万年続いた石器時代の中で深く刻み込まれた、優秀なオスを求める女性の本能。これは品種改良できなかったのだ。

Vol.2にて美女が求めるのは「モテまくってきた男の振る舞い」だと述べた。これはすなわち「優秀なオス」の振る舞いそのものである。優秀なオスは多くのメスにモテる。優秀なオスとは、心身ともに強壮、闘争心とプライドを持っているオスだ。敵に襲われたとき、臆せずに立ち向かえるか、そして女子供を守り抜けるのか。選ぶべきはそういうオスだと、遥か太古の本能が、今なお女性の脳には刻み込まれている。

そう、飼い慣らされた家畜のフニャチンなんて、お呼びでないのだ。

零時レイさんは言う。現代の男性は家畜化されていることを自覚して、家畜とは対極の在り方を「意図的に」すべきだと。

つまり、原初のオスの特性を「意図的に」身に付け「意図的に」振る舞うことによって女性に己が優秀さを示すのである。

しかしながら、意図的にそのように振舞おうとしても、幼き頃から刷り込まれた家畜性が邪魔をする。先祖から連綿と受け継がれた家畜性は、簡単には払拭できないのだ。オスとして本来持っている力を押さえ込まれている状態だ。そんな家畜状態から解き放たれる方法はただ一つ。

「俺は一匹のオスとして、強い」というセルフイメージ。

それを高めることだ。そのためには身体を鍛えたり武術を磨いたり、ナンパして経験人数を増やすことが有効だ。純粋なるオスとしての成功体験によってセルフイメージを高めることができる。

併行して、モテる男の動作を身に付ける訓練を行う。

零時レイさんの2作目の著書『ナンパが最強のソリューションである』にはふざけ系・オラオラ系・ナルシスト系・誠実系という順でナンパの技法が解説されている。

この順番に沿って実践・体得していくことで「地蔵」を克服し、女に対する度胸を身に付け、自分への照れを消して、最後には女性の理想像に自らを近づけることができる。

この順番は零時レイさんが実体験していく中で編み出した修得順序であるという。これらを修得していく過程で順番に家畜のマインドブロックが外れていく。

男性が女性よりも強いという、原初の生物としての雌雄の役割。それを僕らは長い品種改良により、失っている。

そこで現代の男性がオリてしまうこの役割を「意図的に」演じきる。その役割を引き受け、身につけ、女性の理想像を叶えてやる。家畜化されているフニャチンにはこの理想を叶えてやることはできない。

先述のレイさんの訓練カリキュラムを通じて「モテるオスの振る舞い」を修得することにより、女性の本能はそこに「優秀なオス」を感じる。惹かれていく。

女性が原始の本能でもってパートナーを感知し選ぶのならば、男性もまた原始の本能を取り戻さねばならぬ。それがたとえ、形だけであったとしても。

その一方で、美女は精神的負担感を抱えている。特に美女は周りの男性にカネや賞賛を貰いすぎて、罪悪感や負債感を抱えている。

「貰いすぎ」により彼女の中での人間関係バランスシートが、大きく負債に傾いているのだ。特に日本人は、他人から「貰う」ことは悪いこと、申し訳ないこと、と感じる文化的な特性がある。

そのため美女も貢がれていく中で、無意識のうちに負い目を感じてモヤモヤしているのだ。この溜まった負債感を放出させてやることが、美女に対しての貢献であるとレイさんは言う。

つまり、あえて美女に「支払わせて」あげるのである。

しかし単なるヒモになれという話ではない。支払ってもらった分を、美女に対価を返してやろうと思う気持ちを忘れてはならない。その対価とは、強い男が持つ思考回路だったり、悪いことをしたらちゃんと叱ってくれるような、頼れるオスとしての態度だ。

つまり、「強くて優秀なオス」の存在そのものである。

自分の本能というセンサーを強く揺さぶるようなオスを、メスは本能で求めている。そのように強くて優秀な価値あるオスを見つけたら、ずっとそばにいてほしい、私を守ってほしい、愛してほしいとメスは強く願う。

そんなオスにそばにいてもらえることが、彼女にとっては途方もない価値なのだ。この価値あるオスを自分のそばに留めておきたいと強く、強く願うメスは、その対価として自分の最も大切な宝である、身体を差し出すのだ。

こうして美女からセックスをもらうことができた。よろしい、大変めでたいことだ。しかし、これはエンディングではない。零時レイさんはこれで終わらないことに気が付いた。

美女とのセックス、その先にさらなる未開の原野を発見したのである。

美女とのセックス、それは次なるステージの始まりに過ぎなかったのだ。

つづく。


著・ヤコバシ




【オーディオブックの正しい使い方を伝授する】
1.集中して聴かない。オーディオを聴くための時間をわざわざ取らない。スキマ時間や作業時間に『ながら』で聴くのが正しい使い方である。
2.ぼけーっと繰り返し聴く。聴き返すたびに毎回聴こえ方が違うぞ、とか、刺さる言葉が違うぞ、と思ったならそれは良い聴き方。一回で全部吸収してやろう、と言うのは悪い聴き方。
3.PCのnote.muサイトからMP3ファイルをダウンロードする。itunesその他で、スマホに同期する。電車や車での移動中、家事の最中に聴くのが良いと思う。ストリーミング再生で聴くのはあんまりおすすめしないかな。

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