マッキーさん、みのさん、サウザー、恋愛工学筋トレ部による筋トレ談義。第３話。（全５話）

筋肉質な身体が、太古の昔に「富と権力の象徴」だったのなら、その代償とは一体どんなものだったでしょうか？

まずは食料。広い領地を支配し、その土地で狩猟動物が豊富に獲れる事が必須です。豊かな土地を得て、これを維持するには、何よりも戦争が不可欠だったはずです。家族や親類の死、己の身の危険は、食料と引き換えに真っ先に差し出すべき代償でした。
そして運動。弓を扱う事で広背筋が、長剣を扱う事で大胸筋や肩が、馬に乗ることでハムストリングや中臀筋が鍛えられ、均整の取れたクールな身体に必要な部位に刺激が入ったと考えられます。
最後に休息。筋肉が作られるのは休んでいる時、という事で、たまに武術の稽古をしたり戦争や狩猟に出かける以外の時間はブラブラしている事が必要でした。身の回りの世話をしてくれる召使いが必須で、人を奴隷にする権力が鍵だったはずです。おそらく戦争捕虜などを使ったことでしょう。

いつ寝首を掻かれてもおかしくない、殺伐とした中に、奇跡的なバランスで、筋肉質な身体は存在した訳です。

ところが今の世の中はどうか。

食料は、スーパーに行けば鶏肉がパックで安く大量に売っているし、プロテインの粉をシェイカーに入れてシャカシャカすればシェイクになります。たんぱく質の摂取は実に便利です。戦争して、殺し殺されしなくても、コンビニでサラダチキンを買えばよい。
運動は、エアコンの効いたジムで快適に行えます。弓だとか、剣だとか、そういう筋肥大に「非効率的な」エクササイズは脇に置き、各種、筋肥大に最適化されたマシンやバーベルで、「効率よく」筋肉に刺激を与える事ができます。
休息ですが、勤め人の仕事で言うところのデスクワークや外回りなど、それこそ筋肉にとって休息以外の何物でも無い訳です。仕事即ち休息とは、筋肉を鍛える意味においては、良い時代になったと言う以外にありませんね。

古代ではまさに人々の命や自分の死のリスクと引き換えだった筋肉が、現代ではお手軽簡単にアプローチできるものに成り果ててしまったが、依然、女が筋肉を見て本能的に感じ取る「何か」は古代のまま。
もはや筋トレする以外に選択肢は無いと言えるでしょう。
安定したセックスフローを得るためのジム代もプロテイン代も、石器時代からすれば安い。
という事で音声の内容を紹介。

・「筋トレして地蔵は解消するのか？」
という問題について、語り合います。
話した要旨を一点に絞って要約すると、ナンパテクも下手で地蔵もするけどセックスは出来るしキープにも苦労しない、これが筋肉を鍛える男たちの実態のようです。実際に聴いて確かめて下さい。マジっす。

・筋トレと怪我。
サウザーメニューの弱点とその補強法を講義。僕のAmazonのレビューなどを読んでくださったナンパ志望の方が、にわかに筋トレを始めて、ぎっくり腰になって１カ月ぐらい辛い思いをする、みたいな話がある時期に集中して耳に入ってきたので、老婆心ながら警鐘を鳴らしたいと考える次第。

・筋トレの継続法を追加。
要は、血中アミノ酸値を高い状態でキープしましょう、と。パン食って、タバコ吸って、酒飲んで、寝る、みたいな生活だとどう考えても筋トレする気力が湧いてこないでしょ。

※後半にかなりの電子音系雑音が入ります。原因は携帯電話の４Ｇ通信です。収録中に携帯電話を触るのは、ダメ！ゼッタイ！
ノイズリダクションをかけると全体の音質が著しく低下するので、最低限にとどめました。ジリジリ言います。本当にすみません。ご勘弁のほど、お願いします。今後の収録では気を付けて参る所存です。

【使い方】
1.ながらで聴く。iphoneに仕込んで、通勤の電車や車の中など、スキマ時間で聴いてください。
2.繰り返し聴く。最低でも5回、出来れば10回目安で繰り返し聴いて貰えると効果が高いと思います。
3.久しぶりに聴く。1か月、2か月のインターバルを置き、忘れた頃に聴くと閃きます。

【よくない使い方】
わざわざ音声を聴く時間を割いて、集中して聴き、１回聴いたら終わりにするやり方です。音声テキストは、試験勉強や読書とは全く違います。集中せずに何度も繰り返し聴くのが良い使い方です。