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vol.2 防人先生に学ぶ『ボロアパマン』のトラブルシューティング

防人レボリューション サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(58:45)は購入後に視聴可能。

このオーディオを収録したのが2020年6月ごろで、この商品紹介文を書いているのは2021年10月である。
収録してリリースするまでの期間がこんなにも空いてしまうというのは「営利企業」としてあるまじき怠慢さであり、この怠慢から関係各位に薄く広くご迷惑をかけているという点においてい「社会人」としても言語道断と言える。
白熱教室オーディオブックシリーズ製作の総監督であり、これら著作物の権利を持つ企業の代表者である僕から言えることは、

「コロナで諸事情あって」

と頭皮をポリポリするぐらいのリアクションしか取れない。誠に申し訳ない。強いて言えば、経営者として冷酷な決断をしそれを実行した、将来この行動が実を結ぶことがあるだろう、ぐらいの話に留めておきたい。

本オーディオの商品紹介を簡単にすると、防人先輩の不動産賃貸経営におけるトラブルシューティングに焦点をあてた講談で、不動産賃貸業を目指す若手大家さんに繰り返し聴いて頂きたいと思って作っている。
「人為によって運命を変える」というのは並大抵なことではない。
だが、不動産によって運命を変えることは、並大抵なことではないにしろ不可能ではない。普通のレベルで仕事がデキる人(普通に業務遂行能力がある人)ならば、数年怠らず積み重ねることによってきっと運命を変えられるであろう。

賃貸収入を得て、お金の自由と時間の自由を手に入れる。あるいは、そのもっと前の貸家数件、家賃数万円が乗った段階で『精神の自由』がおそらく手に入る。これをして人為によって運命を曲げるとする。
運命を曲げようとすると必ず反発があるものだ。
身近な人々から執拗な反作用を食らうことになる。彼らは運命に逆らわない人々だ。自分の人生は流れに任せるのみという諦めで生きている人々だが、あなたは大小さまざまな反発を、この人たちから受けることになる。彼ら彼女たちは運命を変えようとするあなたが目障りで仕方がない。
「不動産セミナーの飲み会で、お互いに激励し合う」というのも、周囲からの反作用により溜まった鬱憤を散ずる優れた方法だと思うが、車に乗りながら不動産オーディオを聴くのもまた同じような効果をもたらすし自由度という点で圧倒的にオーディオは優れている。利用しない手は無い。

苦しい時は大先輩の肉声を聴くべしである。
感染症の巷に危険を冒し(帰宅後に周囲にウィルスを撒くの意も含む)てセミナー懇親会に参加するよりも、ふとした時にオーディオを再生する。防人先生はいつもあなたの傍らに居て、あなたを励ましてくれるのである。

さて、まあ商品紹介についてはこのぐらいで良いでしょう。

あとはもう自分の好き勝手に今何か思うものをしたためておきたい。人に見られる文章を書くのも今となってはここだけとなってしまったのでね。
(※書き物と言えば、ラーメンクラファンブログ、書籍執筆、がありますが、現状止まってはおりますがやめた訳ではありませんぞ、虎視眈々と好機を伺っているのです。2021/10/5現在)

一年半前に収録したオーディオということで、時の流れみたいなものに思いを馳せてみたいが、とにかくここ2~3年顕著になっている世の中の変化というのは、

「お金の価値がどんどん下がっている」

と言う事である。勤め人が日常生活で必要とする品物たち(労働力再生産に要するものたち)は、さして値上がりしていないのであるが、資産価値があるものたちは例を挙げるのも面倒なほど多方面において値上がりしている。
たとえば株式を皮切として、車や重機、腕時計、土地、建物、絵画骨董、アンティークコイン、果ては仮想通貨の様な電子ゴミに至るまで、とにかく供給の絞られた稀覯(きこう)品のたぐい、資産と名の付きそうなものは片っ端から値上がりしているのである。

ここ数年間の政府が現金を発行しまくった成果として現金の価値が下がってしまったということであり、かつ現在進行系で今も休まず下がっているという事である。

この動向は人為によって運命を曲げようとあがく勤め人にとっても無関係な話ではない。
不動産の価格が、ボロ戸建てから木造アパートからRCマンションに至るまで、軒並み相場上昇しているからである。
つまり、利回りが出ない。
これまでのようなやり方で「物件を買って貸して家賃をもらって勤め人を卒業する」という作戦がやりにくくなったと言える。
ここで言う資産価値が上がっている、お金の価値が下がっているとはすなわち、勤め人の報酬からもらえる給料の実質的価値が下がった、と同義であることに注目して頂きたい。給与額面は増えず、お金の価値が薄まって行くとはそう言うことである。勤め人とは悲しい立場にある。

安穏と勤め人を続けて行きたい人にとっては、暮らしぶりなど何も変わらない。安くて美味いメシはたくさんあるし、無料の娯楽もたくさんある。値上がりしてしまったものに目を向けさえしなければ、ぬるく生きるには割と生き易い時代なのではないだろうか。

この変化を続ける時代において、どう進むべきか、確固とした答えをここで提示できるわけではない。
ボロ戸建てやボロアパートの価格も10年前の2倍以上の相場になってしまったが、それへのシンプルな対処法として、倍の時間をかけて資産構築をすれば良い、と言うことも有りかもしれない。このシンプルなやり方がなんだかんだ通用するから不動産ルートで勤め人卒業を目指す人たちの、運命を曲げる率はずっと高いのであろう。

またあるいは、仮想通貨だとか訳のわからない絵画に値段が付くという「変な時代」であるが、その価値観の歪みを捉えた商品を開発して、粗利率の大きな商売を興し、価値の薄まったお金をかき集めて倍ベットで値上がりした物件を買うのも良いだろう。
倍の時間をかける、倍の金銭を支払う、正面突破作戦である。
勤め人たちの物価は変わらないが、資産家たちの物価は騰(あが)っている、と言う物価の高低差(物価の矛盾)から生ずるエネルギーに着目して何か商売を始めるのも良さそうだ。
本朝においては今まさに総理大臣も変わり新しい政権が発足するが、もしかしたらここから値上がりした物件価格を修正するような(馬鹿な)金融締付けをするかもしれない。変化の兆しである。
あるいは中国では史上空前の不動産バブル崩壊が今まさに進行していて、ここに端を発する経済危機が世界と日本を呑み込んで資産インフレを是正してくれるかもしれない。どうなるかは分からんことだがこれも大変化の芽だ。

何が言いたいか?
と言うと、物件の価格が二倍になった、ああおれの勤め人卒業は難しい、と物事の悪い面(表層)にしか見ずに嘆くことの愚かさを指摘したい。
状況が変わったならその変化の中から何かチャンスを見出すべきである。

防人先輩は今から15年ぐらい前に不動産を始めたのであるが、当時は諸物件および不動産価格が安かったかわりに、現金の価値が今よりも大きかった事に留意したい。
リストラの嵐が吹き荒れて、住宅ローンを支払えずに自宅を手放す人たちが溢れていて、買い手は居ないと言う地獄みたいな状況であったと聞く。
自分がリストラ対象から外れて毎月安定した給料が支払われる環境に居るならば、悪くない境遇であると言える。頑張って貯金した頭金を突っ込んで、激安で投げ売りされている収益物件を買うだけで、3年もすれば勤め人卒業が見えてくるという時代であった。防人先輩はそんな時代に公務員として生きていたのだから有利だったには違いない。

昔の方が良かったと言いたい訳では断じて無い。
「勤め人しながら貯金してアパート買っていくだけで卒業できるなんて羨ましい時代」
と読みたい人は多いだろうが、そうではない。後の時代から当時を振り返ったから答えが見えているだけで、当時は当時で一寸先は闇だったろうし、まず何と言っても情報が無い。ネットやSNSも発達していない。
今の成功者は、昔は開拓者だったのだということが言いたいのだ。その時代時代で上手いやり方を見い出し、掘り進んだから鉱脈を探し当てることが出来たのである。
後追いとか人真似とか凝り固まった前例主義者みたいな人は居なかった。

現金が安い時代。
商品を創造し、ネットで売るのがやりやすい時代である。昔には無い大きなメリットである。
そして商売人は不動産に還ってくる。
鮭が川に遡上するかのように、母なる不動産賃貸業に還ってくるものなのである。

をはり。


聖丁

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