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【ダイジェスト】FISHERMAN COLLEGE for YOUTH 2021春 最終報告会⑥

※この記事は【ダイジェスト】FISHERMAN COLLEGE for YOUTH 2021春 最終報告会⑤ の続きです。

⑥株式会社ヤマナカ
【SDGs】サステナブルな生産を目指す!牡蠣にまつわる環境問題の解決策を考案せよ!

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最後は株式会社ヤマナカ。

ヤマナカの髙田社長は、日本の牡蠣養殖の際に使われているプラスチック部品がハワイの海に漂着していることを知り、かねてから課題感を抱いていました。

そこで、インターン生に課されたミッションは、牡蠣養殖に関する海洋プラスチック問題の解決策を考案することでした。

まず、牡蠣養殖の過程や海洋プラスチック問題についてのリサーチをしました。

宮城や日本のほとんどのカキ養殖は、垂下式養殖という方法でむき身用のカキを育てています。この養殖方法のカキの赤ちゃんを育てる過程で、豆管というプラスチック部品が使われています。

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リサーチの結果、このプラスチック製の豆管が海に大量流出していることが分かりました。日本の300カ所以上の海岸で毎年行われている海岸クリーンアップ活動で拾われたゴミの品目別割合では、カキ養殖用の豆管が12.4%を占めており、ワースト1位となっています。

豆管が海に流出している理由は、複数考えられました。しかし、どの理由が、どの程度、影響しているか把握できませんでした。

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この問題解決の根幹である豆管の流出理由を明確にできなかったため、様々な方向性の中で悩みました。

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悩んだ結果、豆管の代替品を考えるという方針に決まりました。そして、今後は、竹を含む植物繊維製の豆管の製造を株式会社アミカテラに依頼し、実験をするという方針になりました。

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社内報告会では、企業からは、環境問題にも取り組んでいかなければならないと感じたと一定の評価を得た一方で、コストの試算がないと、ビジネスでは実現可能性は上がらないという指摘もありました。

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インターン生は、社内報告会を終えて悔しさを感じました。なぜなら、解決策の実現可能性を高めるところまで詰めきれなかったからです。

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しかし、インターン生はこの経験を前向きにとらえており、「環境問題に取り組む過程に触れられたことが大きな学び。これからも考え続け、形にしていきたい!」と話しました。

最後に企業やヒアリングにご協力頂いた関係者の方への感謝の思いを伝えて、ヤマナカチームの発表は終了しました。

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