見出し画像

漁船IoTベンチャー「ライトハウス」と提携スタート。両社の人材育成事業を「TRITON PROJECT」に一本化し、 水産業の人材マッチング・就業後サポート事業を全国に展開します。

一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンと株式会社ライトハウスは、水産業特化型の人材採用・育成事業での業務提携を開始します。フィッシャーマン・ジャパンが進めてきた水産業担い手育成事業「TRITON PROJECT」とライトハウスが提供してきた人材採用サービス「WaaF-Work as a Fisherman-」を統合。これからは、「TRITON PROJECT」という、国内最大の水産業特化型人材マッチング・就業後サポート事業として、ITを活用した水産業の人材育成に取り組みます。

画像1

水産資源の減少、人材不足、魚食離れ。水産業が抱える課題は非常に多様で複雑です。その中でも、「3K(=きつい、汚い、危険)」というイメージもあり、水産業は深刻な人材不足に陥っています。

これまで、フィッシャーマン・ジャパンは、宮城県石巻市を拠点として「TRITON PROJECT」を立ち上げ、後継者人材である担い手の育成事業に取り組んできました。地域の漁師、宮城県漁業協同組合、石巻市産業部水産課と連携し、採用と就業後のサポートを積極的に行うことで、計42名の新たな担い手が誕生しています。2020年には、気仙沼市からも沿岸漁業担い手対策事業を受託し、「TRITON PROJECT」の事業拡大を行っていました。

一方、ライトハウスは、漁船IoTベンチャーとして漁業の効率化を図る中で、漁業におけるIT化の遅れだけでなく、深刻な人材不足を目の当たりに。そこで、web施策を活用した人材採用サービス「WaaF」を立ち上げ、西日本を中心に漁師の人材採用に取り組んできました。これまで25名の人材採用に成功しています。


今回の提携では以下のことを行い、水産業における深刻な人材不足の解消に取り組みます。

1, 人材マッチング・就業後サポート事業を全国に展開

両社の人材育成事業を「TRITON PROJECT」として統合し、水産業界では最大の人材マッチング・就業後サポート体制を確立します。web施策の強化など、遅れがちであった人事面でのIT活用を進めることで、これまでアプローチできていなかった全国の漁師や水産加工会社の人材不足の解決が可能となります。

2, 省人化による人材不足の解決

私たちは水産資源の枯渇といった課題の解決にも取り組みます。ライトハウスが持つテクノロジーを活用し、IoTによる漁獲記録の取得やトレーサビリティの確保など水産業のDX化を推進していきます。水産業のDX化は省人化に直結するため、人材不足を解決するもう一つの手段になると考えています。


全国で新世代のフィッシャーマンを育てながら、水産業の省人化 (DX化)を推進していく。
私たちは、上記の二つの取り組みを同時に進めていくことで、人材不足を解決できると考えています。

フィッシャーマン・ジャパンとライトハウスの共同事業第一弾の舞台は石巻市。
今後、一緒に人材育成・水産業のDXを進めていく地域を募集しています。

■会社概要

・一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン
https://fishermanjapan.com/
2014年7月設立。水産業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団。2024年までに三陸に多様な能力をもつ水産従事者の新しい職種「フィッシャーマン」を1000人増やすというビジョンを掲げ、新しい働き方の提案や業種を超えた関わりによって水産業に変革を起こすことを目指しています。

・株式会社ライトハウス
https://lighthouse-frontier.tech/
2017年9月設立。「未知を拓く」という理念のもと、立ち上がった漁船IoTベンチャー企業。漁師の目となる漁撈機器「ISANA」を開発し、IoTによるまき網・ひき網漁のコミュニュケーション不全を解消を図る。現在では、全国の700隻以上の船に「ISANA」が搭載されている。漁業の効率化を進める中で、水産業全体の深刻な人材不足を目の当たりにし、水産業を対象にした人材採用サービス「WaaF-Work as a Fisherman-」を提供している。


■詳細はこちら
https://fishermanjapan.com/project/lighthouse-x-fisherman-japan/


■お問い合わせ先
フィッシャーマン・ジャパン 島本
080-1342-6325
hello_triton@fishermanjapan.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?