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チンチラのアルちゃんが死んじゃった

チンチラのアルちゃんが死んじゃった。

娘が生まれた年の春、知り合いから譲り受けて我が家にやってきたアルちゃんが、今度はお空へ駆けていった。
初めて出会った日は、もふもふだけど抱っこすると中身は小さくて見た目よりも軽いんだ!って驚いたな


アルちゃん、一昨日の夜からごはんあんま食べないな〜。と思ってたの。

実はここ1年半ぐらいずっとお口の、上下の歯の噛み合わせが悪くて、削れないから歯が伸びちゃって、それで顎の力も弱ってて、うまく草が食べられないもんだからペレットふやかしてシリンジであげたり、月に1回病院で歯をカットしたりしてたのだけど。お医者さんにも、安楽死の話をそれとなくされたりしていたのだけど。


昨夜むすめを寝かしつけながら一緒に寝落ちしちゃってたら、0時前に「アルちゃん死んじゃうかも」って夫が起こしてくれて。今日から妊娠10ヶ月になる身体ひきずって階段降りてったら、脚が重いのか上手に立てない状態なのが見えて(ああ、もうダメかも。)って。夜中夫婦で撫でさせてもらって。がんばったね、ごめんね、ありがとうね、とか声掛けながら。

ひとしきりお世話して、寝るときに(もう会えないかもな)と思いながら「アルちゃん、おやすみ」って言ったの。


今朝、夫と娘が起きてったときはまだ砂浴びようとしてたりしたみたいだけど、おなかの張りがマシになった私が1階に着いたときには、昨日準備したふかふかのタオルに横たわって動かなくなってて、触ったら少し固くてちょっと冷たくなってた。「さっきまで動いてたのに!」と家事の手を止めて夫が来てくれた。なでなでしていたら大粒の涙がぼたぼた落ちた。むすめはティッシュを1枚くれた。

抱き上げたら昨夜よりなんかちょっと重くて、なんでだろう、って言ったら夫が、完全に力が抜けているからだよ。と言ってた。抱っこされるときは「だっこされるぞ!」と思って気合い入れてくれてたのかな。
今は、昨日とは別のふかふかのタオルに包んで、いちばん大きな保冷剤をくっつけて休んでもらっている。


もうちょっと一緒に居られると思ってた。人慣れした子だったから、赤ちゃんが大きくなったら懐いてくれるかなあ、とか。
むすめが「うごきだしそうだね」と言って「ほんとだね」と夫が答えたのが苦しくて2階に逃げてきた。
可愛い子を3匹も産み育てて、立派に天寿をまっとうした大先輩アルちゃん、私の出産も見守っててください

お空で大好きなパパイヤたくさん食べてね。
大好き。おやすみなさい

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