どこよりも早い第五回WBC結果予想(マイアミプール)

 前回の記事で日本とイタリアのベスト4進出を予想したが、同じことを対岸の準々決勝でも行っていこう。
 2023年3月17日・18日にローンデポ・パーク(マイアミ)での準々決勝には、プールCからメキシコ、アメリカがプールDからはドミニカ共和国、ベネズエラの進出を予想した。
 東京プールでの予定を見たところプールCの首位通過とプールDの二位通過が対戦するという風になるだろう。そのため、メキシコ対ベネズエラとアメリカ対ドミニカ共和国が見られるか。(アメリカードミニカがやりたくて順位予想をしているわけではない、これはもう成り行きである。そう、断じて成り行き)

メキシコーベネズエラ戦

 プールC首位通過のメキシコとプールD二位通過のベネズエラの試合を予想していく。両チームとも超激戦区を勝ち抜くだろうと予想されたわけで、それ相応の戦力を有している。

 メキシコ対ベネズエラは画像のようなスタメンが予想される。あくまでも現時点で筆者が考えただけで、抜けなどもあるだろうが概ねこうか。
 ベネズエラはウィルソン・コントレラスやミゲル・カブレラなどのベテラン勢を起用した方がトーナメント戦では良いかもしれないとの考えがよぎったが、一先ず起用しない方針で組み立てた。
 純粋な打撃力ではベネズエラに軍配が上がる。アクーニャJrが出塁すれば足が使えるし、単打と二塁打の組み合わせで常に塁を賑やかす攻撃が出来る。2022年度シーズンに打率を残すだろう選手も多く、繋ぐ攻撃が可能だろうか。それに失投はホームランにするだろう。
 しかしメキシコ投手陣は堅固なので最少失点で切り抜けていけば勝機がありそうだ。フリオ・ウリアス(LAD)とホセ・ウルキディ(HOU)のリレーを敢行するなどこの一試合にかけた采配が必要かもしれない。メキシコの場合、確実性は低いが一発のある下位打線がどれくらい機能するか。

 アンドレス・ムニョス(SEA)、ジオバニー・ガジェゴス(STL)、ビクター・ゴンザレス(LAD)あたりが繋ぐ中継ぎも安定しており、大会期間中誰か一人が不調であってもカバーできる人数がそろっている。
 中継ぎの厚さだけで見ればメキシコの方が良いと感じるし、メキシコ投手陣に沈黙するベネズエラ打線の未来もありそう。予想するのが難しい試合だ。
 メキシコが6-4でベネズエラに勝つと予想する。
 
メキシコに思い入れがあるというか、フリオ・ウリアスを中心とした投手陣にはかなり魅力を感じる。今年急に出てきたアレッハンドロ・カークやウリアス兄弟の成長も捨て置けない。10番勝負をやればベネズエラが7-3くらいで勝ちそうだがこの一発勝負、メキシコに賭けてみたい。

アメリカードミニカ共和国戦

プールC二位通過のアメリカとプールD首位通過のドミニカ共和国の試合を予想していく。

 さて、とりあえず打線。就活中のジャッジなどはわからないので入れていない。アメリカ打線はJTリアルミュートを除いて参加を表明している選手を中心にしている。このチームのどちらかが敗退するというのは残酷な話。これが決勝になることも十分考えられ、それはとんでもない盛り上がりを見せるだろう。ベスト8でも盛り上がるだろうので本稿ではここで、試合の予想をしていく。

 アメリカが勝ちそうだ。そんな気がする。勿論、組んでみた打線は熟考を重ねたわけではないし、大会を通して色々な選手起用もあるからこの図の通りで、とは言い難い。これが決勝だろうが準々決勝だろうがアメリカがなんだか勝ちそう。それだけの強さがあるとも言えるし、2017でのアメリカは他を圧倒する強さを持っていた。当然決勝で負けたプエルトリコをはじめ、準々決勝で負けた日本も、そしてその他の強豪国も打倒アメリカを狙うわけだが、ディフェンディングチャンピオンとして防衛に燃えるアメリカが圧倒的に勝ちそうだ。MLBを取り巻くWBCに対する熱はすごい勢いを感じるし、それは確実にアメリカをより前回大会よりも強くするだろう。

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