見出し画像

『だが、情熱はある』は、人だ。


2023年5月31日(水)朝の6:00になりました。

俺は中華を統一する最初の王になる。

どうも、高倉大希です。




数年前、リトルトゥースになりました。

いまも、リトルトゥースです。


スピッツで言うところの、ブリーダーです。

マキシマム ザ ホルモンで言うところの、腹ペコです。


毎週土曜の25時、かかさずラジオを聴いています。

だからこそ、『だが、情熱はある』の放送を、とても楽しみにしていました。


日本テレビ『だが、情熱はある


現在進行形で観ているわけですが、なんだか『キングダム』を思い出します。

嬴政のようにカッコよくもなければ、李信のように勇敢でもありません。


それどころか、うじうじしていて、コミュニケーションが下手くそで。

頑張り方がおかしかったり、他者との比較に苛まれていたり。

「全部うまくいく」だなんて言える人物は、ひとりたりとも出てきません。


だが、彼らには情熱がありました。


ここ数年、夜の遊び場にもちょくちょく連れて行ってもらった。でも、ハマったものはあまりなかった。23時半以降の東京で行きたい所が思いつかない。自分の外側ではなく、内側におもしろいことを創るべきなのだろう。

若林正恭(2021)「ナナメの夕暮れ」文藝春秋


あと数回でドラマは終わってしまいますが、水曜23時にテレ東にチャンネルを合わせれば、いつだって続きを観ることができます。


嬴政と李信の結末は、最初から知っている。

若林と春日の現在も、最初から知っている。


すでに未来を知っているからこそ、その瞬間に巻き起る感情に、集中できるのかもしれません。


今までね、ワイドショーのコメンテーターの仕事、ぜんぶ断ってんのよ。自分の善悪の判断に自信がないから。わからないから。まともな人間じゃないと思っているから、自分が。人のことを言うほどの人間じゃねえから。

「オードリーのオールナイトニッポン」2019.4.27 若林さんの発言より


恥ずかしい話ほど、笑えたり。

みじめな話ほど、おかしかったり。


偏った人ほど、魅力的だったり。

危うい人ほど、おもしろかったり。


弓を強く引いた分だけ、矢は勢いよく飛んでいきます。


これは、ふたりの物語。しかし断っておくが、これは友情物語ではないし、サクセスストーリーでもない。そしてほとんどの人においてまったく参考にはならない。

『だが、情熱はある』冒頭のナレーションより


こうして毎朝書いているのも、ひとえに情熱があるからです。

毎朝6時、ひとつよしなに。






この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

サポートしたあなたには幸せが訪れます。