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感情で動くことをやめた


2023年3月29日(水)朝の6:00になりました。

大人とは、裏切られた青年の姿である。

どうも、高倉大希です。




人生ではじめての転職を経験して、はや2年が経とうとしています。

この2年で、明確にやめたことがありました。

それが、タイトルにもある「感情で動くこと」です。


転職したばかりの1年目は、とにかくやる気に満ち溢れていました。

なんでもやります。どんとこい。

そんな心構えです。


そもそもを辿れば、転職自体も「感情」で拾っていただいたようなものでした。

何者でもない人間には、戦うための武器が「感情」くらいしかなかったのです。


せっかく採用してもらったのだから、期待に応えられるようにがんばろう。

成果を出せていないことが悔しいから、次こそはがんばろう。


このように、がんばる理由のすべてが「感情」に紐づいていました。

これが、1年目の状態です。


会社は孤独を埋める場所ではありません。人間関係の寂しさを職場で埋めようとしていないでしょうか。孤独がイヤなのであれば、友達をつくるなり、趣味に没頭するなりしてください。孤独を埋めるものは、会社の外にたくさんあるはずです。
安藤広大(2020)「リーダーの仮面」ダイヤモンド社


いま思えば当然ですが、このマインドセットでは、なかなかうまくいきません。

ひとりの個人が「こんな気持ちでこんなことをしました!」と言ったところで、会社からすれば「だからどうした?」という話です。


重要なのは「何をしたか」ではありません。

「どんな変化を生んだか」です。


変化が生まれてようやく、その裏にある感情にもスポットライトが当たります。

どれだけがんばってアクションを起こそうが、変化が生まれていなければどうしようもないのです。



さらに言うと、その変化が「たまたま」であってはなりません。

生んだ変化に再現性をもたせて、はじめて組織の価値になります。


なんだかよくわからないけれど、結果的にうまくいった。

まったく予想していなかったけれど、蓋を開けてみるとうまくできていた。

これでは、せっかく生んだ変化が、いちどきりの偶然になってしまいます。


その変化を通して、次になにを残すのか。

ここまでを見越して、ようやくひとつの財産になるわけです。


雰囲気がよくなるから成果が出るのではなく、成果が出るから結果的に雰囲気がよくなるのです。
安藤広大(2020)「リーダーの仮面」ダイヤモンド社


やる気があるから変化が生まれるのではなく、変化が生まれるからやる気が出るのです。

ここの順番を勘違いしたまま、不安定な「感情」をもとに動き出しても、よいことはひとつもありません。






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