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回転寿司とコミュニケーションレス

最近、リアルなコミュニケーションが減っていませんか?

時節柄、仕方がない面もあるのですが、画面越しのコミュニケーションが増えてしまい、僕は少し寂しい気がしています。やはり、会いたい人とは、面と会って話したいものです。オンライン飲み会はどうも好きになれなかったので、基本的に参加することはないですね。

コミュニケーションの減少、コミュレスとでも言いましょうか。先日、僕はそれをとても感じる出来事がありました。回転寿司に行った時の話です。

お店に入ると機械が「いらっしゃいませ」と出迎えます。人数を押すと、案内表が出てきます。

人数を入力すると案内票が出てくるので、その番号の席に向かいます。

平日の開店直後だったので、さすがにガラガラでした。

見渡す限り、店員の姿はありません。

番号票の席に着くと、ネタは何も流れていませんでした。寂しい光景ですね。

タッチパネルで何品か注文します。

やがてベルトコンベアから、注文したお寿司が流れてきました。その頃にはチラホラ、ネタも流れ出しました。

食べます。

食べます。

回転寿司って、ついつい調子に乗ってあれこれ食べすぎてしまうので危険ですね。

そして、お会計ボタンを押した時点でようやく店員がやってきて、お皿の確認をしてくれました。

お会計も自動化されています。先ほどの伝票を持っていけばOK。後はお金を入れるだけ。

そして、退店。何の声かけもありませんでした。

飲食店の「省人化」が進んでいますね。マクドナルドや牛丼の松屋の店舗でも、注文は機械で受け付けているところが増えています。そこに人を配置する必要性が無くなっているのでしょうね。スマイル0円が懐かしく感じます。

今回のくら寿司も、とてもシステマチックで無駄がなく、僕は「よく出来た仕組みだよなあ」と感心させられました。

慢性的な人手不足の昨今、ますますセルフ業態は増えていくでしょう。人件費が抑制できるので、その傾向が強くなると予測します。そうなると逆にリアルなコミュニケーションにより価値が出ませんか?以前noteに書きましたが、少々面倒くさい接客でも、僕は「なんばうどん」の親父が懐かしく感じました(「癖になる・・・」を参照ください)。

これから、よりコミュレスが増えていくでしょう。店にとっても、お客にとっても便利なのですが、何か一抹の寂しさを僕は感じずにはいられないでした。

次は、廻らないお寿司屋さんに行ってみようかな?

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