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中期経営計画の作成における5フェーズ!

こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金についての情報についてお伝えしましたが、今回は中期経営計画の策定時の5フェーズについてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)



1.経営理念の検討

「経営理念」とは、会社経営に当たっての経営哲学や自社の社会的な存在価値を明確にしたものです。


具体的には、

・どういう会社でありたいのか

・経営者は自社の事業の何にこだわりたいのか

・今、取り組んでいる事業で何を実現したいのか

・社長の会社への思いを言葉で表すとどんな表現が適切か

ということをまとめます。

社会全体、顧客、社員等の利害関係者に対して、なぜこの会社の事業を継続したいのか、社長の熱き思いを自分の言葉で伝えるのです!
 


2.経営環境・経営資源と経営ビジョンの明確化

「経営ビジョン」とは、経営理念のもと、会社の目指す将来の姿を社会や社員、顧客に対して表現するものです。


例えば、

・自社のターゲットとする顧客、商品・サービスは何か

・そのマーケットでどのような地位を取りたいのか

・どれくらいの事業規模(=売上)とどの程度の収益性(=利益)を目指すのか

・将来の組織形態はどのようになっているのか

などを明確にします。

この経営ビジョンを検討していく中では、

自社の経営環境(=外部環境)と経営資源(=自社の強み・弱み)の分析もあわせて行います!


「どこのマーケット」で「どんな商品・サービス」で勝負するのかを考えた場合、

その前提として、そのマーケットで勝負できる実力を、現在、自社は持ち合わせているのか、また、将来は、競争力を持った価格で十分な数量を提供できるのか否か、を分析することが必要です!

その場合に重要となるのが、現状の自社の強み、弱みを明確にすることです。


 

3.経営戦略の策定

自社の経営資源と経営環境を分析した上で、経営ビジョンで明確にしたら、

次のステップでは、その経営ビジョンを達成するための「経営戦略」を検討します!

その経営戦略を策定するに当たり、重要なポイントとして、以下のようなことが考えられます。


・自社の強みをどのように生かすのか

・自社の弱みを補う対策はあるのか

・自社を取り巻く経営環境をどのようにとらえるのか
 (特に、自社のチャンスはどこにあるのか)

・反対に自社にとって脅威となる経営環境を回避することができるのか


このような項目を検討しながら、最終的にはどこのマーケットに、どのような具体的な戦略を持って攻め込むかを検討します!


最後までお読みいただきありがとうございました!

次回は引き続き、中期経営計画の作成時における5フェーズについてお伝えしたいと思います!


 

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