ノスタルジー

2020.5.30

布団圧縮袋。初めて買ったんだけども、全く上手くいかなくて汗だくになりながら格闘するもうんともすんとも、空気が強く、私は抜け切りませんよ。のスタンス出してきたのでもうめんどくさくなってただビニールに入れただけの状態でしまい込んだ。
諦める事は生活において諸々ある。

いつだか、夜にコンビニから出たらドアを開けっ放しにしている車がいて、外に若い男の子が立っていて、女の子がちょうど駆け寄ってきて車に乗り込む。ってシーンに遭遇したんだけど、その車の中の匂いが猛烈に懐かしくて、ふわっと香った瞬間立ち止まるほどに懐かしくて。

これなんの匂いだろ、、ってずっと考えてて、なんかロマンチックな思い出とか?って1日中考えてたんだけど。

今朝ふと、

あ、あれドンキの匂いだ。
って気付いた。

めちゃくちゃすっきりしたけど、当たり前に複雑な気持ちのすっきりだったよ。

なんだろうね、あのドンキの匂い。
全国各地のドンキ同じ匂いしません?

免許取り立てで友達が車を買いはじめた頃って意味なく夜中にドンキ行くよね。
なんだろうね。本当。
大人になった今でも勿論ドンキに行くんだけど、毎回なくても全く困らないけどあったら明日楽しいかも。ってものを散財して帰ってきて明日の楽しみと対等の虚無背負うよね。

久々にこの間生活用品を、私は生活用品を買いに行くんだ、ドンキホーテに。
と思って行ったんだけど案の定買おうと思ってた布団圧縮袋は買い忘れて(Amazonで買った)明日の楽しみを根こそぎ買ってきたよ。

そうやって不毛が積もり積もって思い出になるんだろうね。
いいよね。とてもありだよね。
新しく作ってアルバムに入れる新曲が一曲昔に付き合ってた人と夜中に突然ドンキに行ってお金ないのにお互い持ちはじめたクレジットカードを使って散財した思い出をうたった歌があるんだけど、あれもやっぱり思い出だもん。

これからそんな事あるのかわからないし、あったとしても成長を微塵も感じられないので複雑な気持ちになるだろうからなくていいな。とは思うんだけど、多分その状況になったら楽しくなって不毛をありったけ買い物かごに入れて持ち帰ってくるんだろうな。

でも、不毛は思い出だから。
という、理由付け。

ドンキの匂いって良い意味で軽々しいノスタルジーだ。

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