見出し画像

介護を経て・・・

※ 私と同様に、仕事をしながら介護するという投稿・TV番組を多くめに  
  するようになった。
  仕事をしながら介護は、時間に追われます。
  自分を捨てなきゃいけない時もある。
  企業経営をしながら介護する家族の姿も、意識の範疇に入り始めた。
  地獄のような「ひと段階」を経て思う。
  身体を大切に。自分を大切に。
  介護中は「人の声は良い声だけを拾って!」
  それを介護される家族は願ってますから♪

一時 母とは別にもう一人。
計2人を世話&介護してました。
途中から1人だけになりましたが、この頃、公私ともに良し悪し一気にきましたね。それが、40代でした。

・ この人は!と思っていた人は、当てにならず足を引っ張り、この人に限って!?と思う人が さりげなく 言葉をかけてくれたり 手助けしてくれたり。

・ 良し悪し問わず、自他ともに人の本性を暴き出した。

総じて、人というものは追い込まれたら本性が出るとは、まさしく!!
一歩間違えると、人間不信にまでなるところでしょう。
今の私は、本性を見てしまって 今後 どうするかを冷静に考えているのが現状。
ただ 介護を経て 改めて 人の存在の有難さを知り・思い、また ここにきて、

♪いざとなった時の自分が どんな思考・行動=どこまで 冷静にやりこなせるか=自身の本性を見出した事は、大収穫でした。

もう一つ、懲りたこと、思い知った事であり、大収穫だった事は、家事を任せられた人のすることに無駄は、一つもないということ。

NHKの番組 街録で時々、奥さんが倒れたり急逝された旦那さんが 子供の弁当作りから洗濯からと仕事をしながら大変なことになり、老いてやっとで自分の時間を取り戻した事を涙ながらに話していましたが、我が家も家事担当である母が倒れた。街録で同じ環境から抜け出した旦那さん方に、あんた よ〜やったね〜!!っと泣いている私がいる。

・ 調味料、洗剤・・・家事に必要な物を纏めて買う。

・ 台所内 棚や導線上に置いてある位置。

上記は、年頃になってから母へ文句を言ったことでした。纏めて買うな!人の往来のあるところに物を置くな!とね。
母が倒れた直後から 私の動きやすいように、捨てたり、移動させたり。

ところが大変なことになりました。
自分で好き勝手 捨てたり 移動させたりしたところが、
・超多忙な時に 移動させた先がわからなくなる。
・時間がない時に食事の用意をする段階で、捨てたものが必要になる。
・処分しなかったものは使わない。

1番 何が大変だったか? つまらん処分&移動させたがために、

※   異常なほど、家事の全てに時間と手間を作ってしまった。

自分のしたことで、自分の首を絞めちゃいましたね。
また、他家族も色んなものを触りまくって・・・(T~T)何がどこにあるのやら・・・。
ギャっと悲鳴が出ることの繰り返しでした。
そう いつの間にか 家族全員が倒れた家事担当の母が作ってくれた生活リズムや導線に馴染んでいたんです。

介護&世話、そして仕事で多忙な中 辛かった事は、今は施設にいる母に過去 言い放った言葉や光景を思い出す事です。


※ これは、介護&世話をし 尚且つ 倒れた人物の仕事を引き継いだ人し
  か経験しない事だと思います。


未だに、台所一か所を触るだけでも、何か思い知らされることが出てきます。
人に話すと、「生きてくれてる間に苦労を知り、感謝を伝えることができ、恩返しができてるんだからいいほうだよ。ほとんどが亡くなられた後に思い知るんだから。感謝なんて間に合わないんだから」って。
ほんとにそうですね。

家族の家事担当だけでないのかもしれませんが、やはり 人知れず1人で大勢の人の物事をこなす人間に無駄は一つもないですね。
金銭・時間・行動など、全ての段取りがよく考えられており上手くできてます。一切の無駄なしですね。

倒れた母が私に過去言い放った言葉を、今 私が家族に言い放っている。
これを施設にいる母へ 謝罪&感謝をかね伝えると苦笑し泣いている。

文句を言うなら、あなたがおやりなさい!
出来ないなら 文句を言わないで!
勝手に物を捨てないで!動かさないで!!

時間をかけて 倒れた母の思いを経験・辿っていき自分のものしていこうと思っています。
母の苦労の末つくってくれたことは、どれも無駄にしない!と心に♪

ここから先は

0字

若い頃から老いに恐れはありません。背景に、老いを先読みし 準備できることは終えておきたいと進めていたからです。 しかし、誰もが予想だにしな…