遺産と文化財と安全性

他県に住んでいても、沖縄県・首里城焼失は 大変なショックであることを身に染みて朝刊で思う。

過去の旅行先でショッキングなことがあった。世界遺産・重要文化財に指定されている二か所で同じ声を聞いた。

私: 日本の伝統的な環境のところに住まいがあるというのは、羨ましい限りです。ほんとに。

世界遺産・重要文化財に指定されている先の方々: ※ 確かにお住まいになっていない、観光でおいでになっているとそうだと思いますが、そこに住まいがあるというのは維持する部分が予想を絶するほど大変です。そこに住むことの良し悪しを感じるほど。防犯カメラ・エアコンなど、簡単に設置できない。防火設備もです。例えば、建物が重要文化財の場合、自分の家なのに簡単に建替や設備の増設は出来ない。必ず お伺いを立てないと「遺産・文化財」指定を取り消されるため出来ないのです。住まいがソコにある、それを子孫に継承するのも他と違います。簡単ではない。※

首里城も、スプリンクラーなどの防火設備に制限があることを知った。カメラもそうだろう。今年、フランスの教会も焼け落ちている。たぶん、似たことが原因であろう。安全性と重要性・必要性を取り違えているかもしれない。

重要文化財・世界遺産・・・守るべき位置づけを世界規模で考え直すことの必要性を今回の国内の遺産焼失で感じた。これは、世界の誰もが感じていることであると思う。