肥料として優れる竹の特徴
豊富な繊維質とミネラルが微生物を育む
竹の稈の組織、繊管束と構成部は微生物の格好な住み処になるスペースを持っている。
特に強度のあるセルロース繊維が草なみに多く、好気性菌の持続的な住み処を提供する。
竹は樹木としての特徴を持つが、セルロース、ヘミセルロース、リグニンの量比からみるとセルロースが圧倒的に多く、ほぼ草類に近い組成である。
また竹は、鉄、マグネシウム、カルシウム、マンガンなどミネラルにも富んでいる。
竹の組織成分
セルロース 49%
ヘミセルロース 24%
リグニン 14%
その他 13%
竹の微量元素(乾燥させた量に対する割合)
鉄 200PPM
マグネシウム 160PPM
カルシウム 140PPM
マンガン 27PPM
銅 0.8PPM
ニッケル 0.3PPM
コバルト 0.1PPM
鉛 0.1PPM
カドミウム <0.1PPM
ここから先は
0字
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?