文學少女

おはよう、こんにちは、こんばんは、文學少女です。 見たものに対して私の感情は私の言葉…

文學少女

おはよう、こんにちは、こんばんは、文學少女です。 見たものに対して私の感情は私の言葉で綴ります。 拙いものかもしれない、意味がわからないかもしれない、けれどこれが感情だから。 今日も明日も強く生きられますように。 どうぞ、よろしく

最近の記事

青い感情

私は人に興味がない。 信じてもいない。 自分がみた景色しか信じない。 噂話、悪口、自慢話には到底興味がない。 興味があるのは自分自身だけだ。 人は「普通」であることを好む。 一人ひとり違うことが「普通」であるのに、なぜ、常に「普通」を探しているのか。 所詮周りを気にしてしかいないのだ。

    • 儚さ

      人間の儚さはいつも誰かによって知ることになる 儚い。 とても美しい物体である 儚い。 とても汚い物体である 儚い。

      • 星が降る夜に

        7月7日七夕の日には必ずと言っていいほど 大雨になる。 また織姫様と彦星様は会えなかったのか。 と落ち込みたいところだが、 きっと私たちが見えない遥か彼方の空では、 夢のような碧色なのだろう。 ただの大雨ではないのかもしれない。 1年に1度しか会えない2人が愛おしい時間を 過ごすためのカモフラージュ。 誰にも邪魔されないひと時であるのだ 願いが一つ叶うとしたら、あなたは何を願いますか。 幸あれ

        • 1/fゆらぎ

          僕はまだ夢の続きを見ているようだ。 電車の警笛に押されたカラダ。 それに揺られ外を眺める。 工場、アパート、公園。 勝手にどんな会話をしてるか想像する。 あそこの公園、毎日16時、男の子が1人で遊んでいる。 どんな生活を送っているのだろうか。 学校は楽しいのだろうか。 兄弟はいるのか。 噛んだ爪を見ながらため息をつく。 あぁ自分はどう見られているのかと、 空を仰ぐ。 そっちに行きたいなぁなんて考えてさ。 意味わかんないタイミングで涙が溢れる。 誰かに助けを求めても、聴こえ

          水槽

          夜明け、薄暗い水槽を歩く 息をするのを忘れてただただ歩く 目的地も決めずに歩く 足元を見て何も考えずに 泳ぎ方を忘れた魚になる 漠然とした不安感と希望が入り混じる この気持ち悪い水温にどこか納得していた。 エアーポンプすら付けてもらえない 静かなこの場所で1人過ごす。 心の何処かであの世界に憧れていた 水銀燈が刺さる世界に ぼやけて見えるこの世界とは違う 歪んで見えるこの世界とは違う あの鮮明な世界に憧れた 僕に声をかけたあの子は しっかり泳いでいる 泳ぎ方を知らない僕

          52ヘルツのくじら

          「ねぇ知ってる?いくら呼びかけても返事すらもらえず、寂しく大海原を泳いでいるクジラの話を」 そうやって何処からともなく現れた君は言った。 整列した家の間から蜜柑色のスポットライトがあたる。 「クジラは死んだ後、海底に沈む。 その死骸は大型生物から小型生物に何年もかけて肉を削ぎ落とされ、骨を溶かされていく。その残りかすは、微生物やバクテリアに分解される。何も残らない。 クジラは深海のオアシスとなりこの世から去る。 その中でも生きた証すら残らない、声すら聴いてもらえないクジ

          52ヘルツのくじら