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ゼロイチの挑戦が可能なクレジット事業。「フラットな組織&スクラム」の徹底で、妥協なきプロダクト開発を推進

こんにちは!Finatextホールディングス 採用担当、ワタナベです。

Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー。
今回はクレジット事業でサーバーサイドエンジニアとして活躍する東郷和久さんの登場です。

転職活動時には、立ち上げ間もないベンチャー企業から大規模サービスを運用する企業まで30社以上の企業から声がかかったそう。複数社の内定が出ていた中、最終的にFinatextへ入社することを決めたといいます。

上場企業でゼロイチに挑戦できること、仕事と子育ての両立ができる職場環境があること。この2つが特に魅力だと話す東郷さんに、仕事のやりがいや組織の魅力について思う存分に語ってもらいました!

東郷 和久(とうごう かずひさ) - 株式会社Finatext サーバーサイドエンジニア
サーバーサイドエンジニアとして、クラウド会計ソフト新規サービス立上げやワークフロー機能開発、多様なWebサイトの設計開発などを経験。技術を磨き、さらなるスペシャリストを目指すべく2023年Finatextに入社。現在はクレジット事業のエンジニアとして新規プロジェクトの開発に従事している。岡山県からフルリモート。

自社サービスでゼロイチの挑戦。それが入社の決め手

── まずは東郷さんの、これまでのキャリアについて教えてください。

18歳から学業と並行してフリーランスのWebエンジニアとして働いていました。22歳の時には英語のドキュメントを読めるようになりたいと考え、ワーキングホリデー制度を使ってオーストラリアに渡り、現地でWebエンジニアとして就職したこともあります。

帰国後、金融情報サービスを提供するイギリス系企業の日本支社へエンジニアとして就職をしました。ところが3年ほど働いたある日、日本オフィスの閉鎖が突如決まり、転職活動を余儀なくされました。そこで知人経由でベンチャー企業を紹介してもらったのですが、受託開発を中心に働く中で「自社サービスをやりたい」という気持ちが強くなり、再び転職を決めました。そこで入社したのが、前職にあたるクラウド会計ソフトのfreeeです。

SREチームやアプリケーション開発チームなどを経験したほか、グローバル開発チームで外国人エンジニアと共に新規サービスの開発にも携わりました。

── 経歴として金融業界が多い印象ですが、キャリアとして意識していたのですか?

実際のところ、そういうわけではないんです。私が転職軸としたのは、自社サービスを展開しているかどうか、特に直近ではゼロイチの事業開発ができるかどうかでした。金融業界にこだわったわけではありませんが、結果的に長く金融ドメインにかかわることとなりました。

── 転職軸について、それぞれ詳しく教えてもらえますか?

私はこれまでのキャリアで、自社サービスと受託、両方の事業を経験しました。その中でより仕事に興味を持てたのが自社サービスの開発だったんです。

開発から運用までをトータルでみれるだけでなく、事業が伸びるかどうかまでを責任範囲として携わることができる。仕様やUI、ユーザーに求められる機能を紐解いてアプローチするなど、提供すべき価値を技術的に実現していくプロセスが何よりも楽しいと感じています。

①事業を生み出すゼロイチ(0→1)フェーズ、②事業を確立させる1→10フェーズ、③事業を拡大させる10→100と分けた場合、私は何もないところから拡大後までを見据えてスタートダッシュできるゼロイチフェーズが一番好きなんです。

すでに土台がある事業のPDCAを回してグロースさせていく仕事の醍醐味も知っていますが、それは前職でも経験済みだったこともあり、今回はゼロイチで挑戦できることを転職軸として大切にしました。

── 内定は複数社から出ていたと聞きましたが、Finatextグループを選んだ一番の決め手は何だったのでしょうか?

入社条件も含めてではありますが、代表の林から幾重にもアトラクトがあり、その熱意に心を動かされたのが大きいです。

また、新規事業の立ち上げに関するお話があったのも、ゼロイチに挑戦できるという意味で魅力的でした。Finatextグループは社員300名超の規模でグロース市場の上場企業という土壌がありつつ、本当の意味での新規事業開発に携われる機会があると感じられたんです。

この会社なら、一番実現したい0→1のフェーズが経験できる。だからゆくゆくは10→100のフェーズも見据えた開発ができると思い、最終的に入社を決めました。

エンジニアとして、金融ドメイン特有の課題を解決

── 改めて、東郷さんの業務内容を教えてください。

クレジット事業のサーバーサイドエンジニアをしています。「クレジット領域の基幹システム」の開発という新規プロジェクトを任されており、設計を主導しています。

── クレジット領域の基幹システムとは何か、具体的に教えてもらえますか?

クレジットローンに関する説明から始めるとわかりやすいですかね。ローンにも色々な種類があって、自動車を買う際のマイカーローンもあればスマホ購入時の割賦契約、クレジットカードの分割払いなど多数存在します。

また、これらの仕組みの裏側ではさまざまな法律が絡みあっていて、人の手間や紙を使ったオペレーションなどコストも莫大です。アプリケーションをつくり機械的に解決しようと思っても、開発には何年・何十億とかかってしまいます。

つまり、企業が新たにクレジット領域の事業を始めるにはハードルが非常に高いわけです。この参入障壁を取り除くため、私たちはSaaSプロダクトとして、クレジット分野の基幹システム『Crest』を開発することにしました。

採用候補者の方々に一言で伝える際には、「クレジットサービスにおけるShopifyのようなプラットフォームです」と話しています。

── エンジニアとして、東郷さんのミッションは何でしょうか?

金融領域でプロダクト開発をしていると、業界ならではの根深い課題と向き合うことになります。私の役割はその課題を解決し、より高い品質に導くことです。

さまざまな法律や業務上の制約をカバーする必要があり、それを解決しようと考えると往々にしてウォーターフォール開発のスタイルに行き着くことになります。先に要件を決めて、仕様を決め、細分化されたタスクをエンジニアに振り分けていくわけです。

この進め方の大きなデメリットは、実際は使われることのない機能にも時間やお金といったリソースを割くことになり、コストが余計にかかってしまう点です。私はこれを打破する必要があると感じたんですね。

── SaaSプロダクト開発の理想を思えば、最小単位で機能をつくり、必要な機能を短いサイクルで改善していきたいですよね。

その通りです。それを実現するためには、金融ドメインの知見が豊富なメンバーとエンジニアとが、呼吸を合わせて開発に取り組む必要があります。

ただし最低限抑えておくべき基本設計に不備があれば、開発の後半フェーズで重大な問題を引き起こす可能性があります。ゼロイチだけでなく、10→100の段階を見据えた入念な設計が必要になる。それがアーキテクトとしての私の役割だと思っています。

スクラムの徹底で、職種の垣根を越えたものづくりを

── クレジット事業の開発体制について教えてください。

クレジット事業の開発メンバーはプロダクトオーナーやQAエンジニア 等も含めて全体で20名強です。アジャイル開発を採用していて、チームは2週間ごとにスプリント計画を立てて目先の解像度が高いものから取り組む、徹底したスクラム手法に則って開発を進めています。

── スクラムでより意識していること・大切にしていることはありますか?

最小単位の機能を作っていくことに関してはチーム内で合意をしていますが、エンジニアと非エンジニアでは考え方に多少のズレがあるので、そこは注意が必要です。何を目的にしていて今は何を優先すべきか。膝を突き合わせて毎週話し合うようにしています。

そこにはデザイナーやQAなども当然いて、職種の垣根を越えて仕様のあるべき論を語り合い、妥協せずに取り組んでいます。

ここでいう「妥協しない」というのは、「本当に必要な機能は何なのか、業務を正しく効率化することを追求する」ことを指します。

── 皆さんが、とても熱量高く仕事をしている様子が伝わってきます。

クレジット事業に限らず、Finatextグループは一人ひとりの裁量も大きく自由度が高いと思っています。エンジニアに限らず個々が事業を横断してプロジェクトを推進しているので、組織もフラットなんです。各事業にリーダーはいるもののあくまで役割なので、ピラミッド型の組織にみられるような管理職はいません。

各自がセルフマネジメントを徹底していて、手を挙げればやりたいことにチャレンジできる環境も揃っている。責任は大きいけれど、皆と話し合いながら自分の思う本当に良いものを追求できるので、それが個々の熱量の高さにつながっているのかもしれません。

会社のケアが手厚く仕事もプライベートも充実

── Finatextグループの職場環境についてもお聞きしたいと思います。入社後、働きやすさを感じた点はありましたか?

自宅周辺は本当に自然が豊かなので、自分のためにも子育てのためにもフルリモートワークで働ける点はとても魅力的でした。都内に出社するとしたら、車と飛行機で半日はかかると思います。

── 最近は「フルリモート可」の会社も増えていますが、際立つ魅力があったのでしょうか?

転職活動中に気づいたのですが、出社比率をみた時にリモートワーク組が少数派の場合コミュニケーションに不安が出るなと思ったんです。例えば会議でも、出社しているメンバー同士で話が進んだり、ホワイトボードを指した先の映像がリモートワークだと見えなかったりするケースも経験したことがあります。

その点でFinatextグループは、1人でもリモートワークの人がいる場合は、出社メンバーも自前の端末から参加をするんですよね。これによりオンラインゆえの疎外感がなく、ほかのメンバーと同じ条件下で仕事に取り組めます。

── 東郷さんは仕事と子育ての両立もされていると聞きました。ここでもリモートワークの恩恵があったりしますか?

場所にとらわれず働けるので、子どもを大自然の中でのびのび育てることができています。毎日のように泥んこ遊びをしたり、シーズンになると保育園でサツマイモの収穫をしたり。うちの子どもは車の移動も好きなので、週末は家族で海に出かけたりもできます。以前都内に住んでいた頃はなかなか経験できなかった子育てができるようになりました。

── 仕事との両立がムリなくできているわけですね。

時間の融通が利くのもいいですよね。妻の仕事が遅い日は私が保育園のお迎えにいってそのままお風呂に入れたり。交代で子どもの世話ができています。ほかのメンバーもGoogleカレンダーで「この時間は育児します」と予定を押さえている人も多いので、気を遣うこともありません。

── 仕事と子育ての両立がウェルカムな雰囲気はありますよね。

本当にそう思います。福利厚生も「扶養家族手当」や「出産休暇&お祝い金」などが充実していて、会社としてのライフサポートが手厚いですよね。これにはけっこう驚きました。ビックリするような金額もさることながら、なによりもそういったことをサポートしようとする考え方を、会社が持っていることに安心感があります。

機会があればベビーシッター割引券もぜひ使ってみたいですね。住んでいる地域の環境的にすぐには難しいですが、チャンスがあればぜひ活用したいと思っています。

── 本日はクレジット事業の魅力から働き方まで、色々なお話を聞かせていただきありがとうございました。今後のサービス展開を楽しみにしています!

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取材協力:株式会社ソレナ
撮影:石川不二子

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